前回の電子取引についての記事の様に、最近のインドネシアでは電子取引が人気となっています。新たに確立されたブランドを反映したり、電子取引を利用する人々の増加により、市場はどんどん大きくなり資本も増加しています。そこで今回は、どのようにインドネシアで電子取引のブランドが普及し成功したのか紹介します!
まず始めに、インドネシア人の傾向から見て行きましょう。
インドネシア人はコミュニティ内で強く一体感をもつ傾向があり、その傾向は毎日のブランド選びに影響を与えています。なぜなら、インドネシア人は多くの友達が利用しているブランドを選ぶからです。
インドネシアの一流企業についてのある本の中で、「インドネシア市場でソーシャルメディアの使用率が高いため、デジタルメディアを通しての口コミはとても効果的である」と述べられていました。デジタルメディアキャンペーンでは、ブランドイメージがとても重要で、『内容とデザイン』が良質かどうかが成功の決め手となります。内容には一体感を刺激する要素が含まれていなければなりません。ジャカルタで最近成功したイベントがその一つで、インドネシアの市場を引きつける一体感に非常に近いものを含んでいます。
また、良質な内容とデザインだけでなく、早くて直接的な本質的な特性に基づいた戦術による、『サポート』も重要です。つまりそれは、「SEO」と「AdWords」です。インドネシア人は好みのブランドについてインターネットで検索することが好きなため、これらのマーケティング戦術もまた、インドネシアに影響を及ぼしているのです。
良質な内容、デザイン、そしてSEOやAdWordsが揃うことで、電子取引の様な新しいブランドはインドネシアで強いブランドとして確立していくでしょう。
最後に、ベンチマークの面からインドネシアの事例研究の一つを見てみましょう。
インドネシアには「Bhinneka.com」と呼ばれているブランドがあり、それは最も大きな電子取引ブランドの1つとされています。そのブランドは、いつもブランドイメージを更新し、Facebookや電子取引ウェブサイトを利用して消費者に伝えるブランドストーリーの様な良質な内容を発信する傾向があります。またその内容は、かなりの数の写真オタクやテクノオタクの様な、確立した趣味のコミュニティによって、上手く運営されています。これらの良質な内容によって、検索したときにGoogleページの最初のページにウェブサイトを表示してくれる、SEOやAdWordsで成果を出すことができているのです。
いかがだったでしょうか?以前の記事でも紹介したインドネシア人の傾向、“Togetherness”(みんなとの一体感)は、こうした電子取引でも見られました。日本と共通する部分もあるかもしれませんが、このようなインドネシア独自の視点も覚えておいてくださいね!
(アジアクリック・インドネシア担当/ロナルド)
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