2012年11月29日木曜日

中国1〜4級都市で、ネットユーザーのWEIBO普及率がほぼ100%に。


ニールセンによると、1〜4級都市のWEIBOのWEIBO普及率がほぼ100%に近づいたようです。



シナウェイボーの1級都市(北京・上海など)でのネットユーザー普及率もほぼ100%。中国ビジネスに欠かせないインフラです。

WEIBOのビジネス活用方法としては「新規ブランディング」が主で「キャンペーン」による「見込み客リストの獲得」、フォロワーと深いSNSコミュニケーションを行い「ロイヤルカスタマー可」による「リピート施策」までのブランドを育てるマーケティングに向いています。

面白いところで、2〜4級都市でテンセントウェイボーがますます存在感を増しているようです。
こちらは現時点で1990年生まれなど若いユーザーが多く、娯楽性の高いアカウントに向いていると言えますが、シナウェイボー、そしてWeChat(微信)やQQサービスといったテンセント帝国のサービス群との合わせ使いマーケティングは目が離せない所です。

ソーシャルメディアでは人人網(レンレン)が学生に強いメディアとして存在感を示しているようです。


これら中国ソーシャルメディアは基本無料でアカウント開設・運用が可能です。



高橋学 / アジアSNSコンサルタント

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2012年11月28日水曜日

(セミナー報告)東南アジア飲食業の進出事例


今日は東南アジアで飲食業を展開している方の話を聞いて来ました。
数十名の飲食業経営者が参加し、熱心にビジネスの可能性を検討している様子でした。

▼シンガポールを拠点に東南アジア諸国で「フランチャイズブランドの輸出」を手がける土屋晃氏

【成長する東南アジア、日本食は高単価でも人気、都市で攻めよ】



(東南アジア市場について)
・人口2.5億で20代が多い魅力的な市場、インドネシア
・2085年まで人口が増え続ける、マレーシア
・550万人で淡路島同じ大きさ、4,50代が多いシンガポール。2040年に人口のピークを迎える。これらASEAN全ての国が親日である。
・インドネシアとマレーシア、ASEAN6は60%が30歳以下
・ASEANの中間層(年収400万円)2010年9.4億人→2020年には20億人と倍増
都市あたりでGDPを見ると、KLは1987年の日本、バンコクは1985年、ジャカルタは1983年、ホーチミンが1972年に当たる。
・1人あたりGDP2000USDを超えると、コンビニができ、3000USD(ホーチミン)を超えるとサービス産業が出来、4000USDを超えるとクレジットカードが使える。


(シンガポールに進出した飲食業)
・SAKAE SUSHI、SUSHI TEI、板長寿司、、山頭火ラーメン、和民(定食屋)、一風堂2店舗、PepperLunch、サイゼリヤ、牛角2号店、フレッシュネスバーガー、サンマルクカフェなどが進出。
→山頭火は1300日本円ほどだが人気。

(マレーシア・クアラルンプールに進出した飲食業)
・NON HALALコーナーがあるように、戒律が厳しい
・カプリチョーザ、和民、オートバックスなど。
・Tokyo Street(日本製はダイソーと山頭火ラーメン(豚骨)のみ)、新宿武蔵(豚骨)、ダイソー、QBカット
→2700万人うち30%の華人うち40%がKL住み。35.8%が華人をターゲットで十分ビジネスになる。

(インドネシア・ジャカルタに進出した飲食業)
・97%を占めるムスリムの戒律が低く、ビールを飲んでいるほど。
・山頭火ラーメン、大戸屋、吉野家、丸玉が進出。日本価格の2/3程度で販売している。
・牛角(客単価7000円、立地がシャネルやヴィトンの並び)
・一幸舎(豚骨)、人口3%の華人のみが顧客だが大人気。

▼人件費、家賃、原材料、法人税の安さで日本よりはるかに利益が出しやすい。しかし政治リスクはどの国にもあり、営業停止や配当不可能などがあることを折り込まなければいけない。

以上、土屋晃氏の経験をシェアしていただき、私たちは東南アジアを考える時

1)日本ブランドは高単価でも通用する。
2)国ではなく、都市で進出先マーケットを見る。
3)イスラム国だが華人マーケットでも十分な市場がある。

これらを基礎において考えることが必要そうです。



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2012年11月26日月曜日

次世代SNSの戦い - LINE・カカオトーク・WeChatのビジネス活用比較


台湾のWeChatの看板
今日は次世代SNSである3大インスタント・メッセンジャーの最新状況をシェアします。

▼アジア市場における、次世代3大インスタント・メッセンジャーの戦いが加熱している。

・カカオトークは韓国の95%のスマホにインストール済で、韓国以外にアメリカと日本に1800万人のユーザーを持ち、インドネシア市場に進出直前。
・LINEの7000万人ユーザーの半数はタイと台湾で、中国本土に進出。
・WeChatは中国ではユーザー2億人を超え圧倒的。マレーシアやタイ、インドネシアで人気、インドに進出、日本に進出予定。



▼台湾では今年LINEが進出、またWeChatも進出し広告合戦が繰り広げられている
      LINEの台湾CMを見る  WeChatの台湾CMを見る


広告合戦のこの結果、台湾のAppストアでは熾烈な順位争いになっています。
アジア定番のWhatsAppやBBMの次世代メッセンジャーの戦いだ


▼ビジネス活用における、それぞれの特徴は?
どのサービスも企業アカウントを開設可能

やはり最も異なるのはその地域テリトリー。日本はLINE、カカオは韓国で圧倒的ですが、WeChatは中国からタイやマレーシア、インドネシアといった東南アジアでの地位を固めつつあります。
 また唯一、LBS(位置情報)を使いアプリ内で人や企業と繋がれるのがWeChatの強みです。


▼今後は「直接対話」「位置情報」「日本ブランド」が鍵
LINEは日本で大成功を収めたが悩みも多いようです。カカオトークはYahoo Japanより投資を受け体制を強化しています。またDeNAも10月に「Comm」をリリースしたばかり。しかもアジア進出にはアジア最大のIT会社テンセントのWeChatの壁が立ちはだかります。
世界4位人口2.4億人を誇るインドネシア市場でも、カカオトークが現地企業と組み進出間近で、WeChatもブラックベリーと提携し、先行メッセンジャー「Qute」のノウハウを活用し体制を強化しています。
Facebookの次世代は、いずれにしてもスマホネイティブである彼らインスタント・メッセンジャーであるのは間違いないでしょう。
私たちは以上の3大サービスを活用しつつ、
1)消費者との直接コミュニケーションノウハウ
2)位置情報・時間軸を取り入れたPUSH型誘客ノウハウ
3)各国市場における、日本ブランドならではの表現ノウハウ
これら新しいマーケティングノウハウを、自社内に蓄積し続けていかねばならないでしょう。

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2012年11月24日土曜日

5億ユーザーのテンセントWEIBO、旅行ビジネスで活用進む、各投稿の効果測定も開始



テンセントWEIBOがの登録ユーザー数は5.07億人、1日平均アクティブユーザー数は9,400万人。SINA WEIBOが登録ユーザー数4.24億人・1日平均のアクティブユーザー数は4,230万人と追いかけています。




また、テンセントWEIBOのビジネス活用も進み、業界的には旅行業界がもっとも活用しています。

旅行会社、観光地で7割を占める

左からNHK、大阪府、酒井法子のテンセントWEIBOの公式アカウント


そのテンセントWEIBOが、各投稿記事の閲覧回数をまもなく表示するようです。



これはビジネス活用をしている私達にとって朗報です。
テンセントWEIBOは機能的にとても俊逸で、シナウェイボーと合わせて使えば、中国ネットユーザーの大部分にアクセスできることになります。

※注:実際は重複して使っているユーザーもいる

SINA Weiboに予算をかけて運営しているほど中国市場が欠かせない企業には、特に有利な販促ツールなのではないでしょうか。


参考記事:中国マイクロブログ(微博)雑記 : テンセント微博、各投稿の閲覧総数表示をまもなく開始 新たなマーケティング指標となるか?
http://blog.livedoor.jp/osschina/archives/50499677.html


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2012年11月22日木曜日

中国ネチズンの97%はWEIBOを使っている。


昨日のユーザー属性に引き続き。
ニールセンの調査によると、中国ネチズンの97%はマイクロブログの4大WEIBOのいずれか(シナ、テンセント、ソウフー、ワンイ)を使っている。


4大WEIBOの内訳は以下の通り。


4大WEIBOのそれぞれの特色はこちらを参照されたい。


人人網などSNSの比率は下がっているが、学生が多いなどユーザー属性を見てWEIBOやWeChatと組み合わせてマーケティングに活用すべきだろう。

LBS(位置情報サービス)のユーザーは10%と少なく見えるが、これから間違いなく伸びる分野だ。現在地付近のタイムセールがPUSHで来るなど、時間軸と場所軸を加えた販売促進活用が可能で、最も有力なツールはWeChatである。

日本企業で言えば、商品が提供できるライフスタイルのメッセージを明確にし、97%にリーチできる4大Weiboでブランディング、WeChatでO2Oというのが基本でプラス、現地でのイベントやキャンペーンといったスタッフや顧客に依存した温かみのあるマーケティング活動(現地化)がキーワードとなるだろう。

顧客が常に求めているのは「自分は気持ち良いか、豊かになるか」だ。WeiboやWeChatはそれらを期待させるツールに過ぎない。



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2012年11月21日水曜日

4億人を超えたSINA WEIBOをどうビジネス活用すべきか



先日4大WEIBOのひとつ、テンセントWEIBOが4.69億、Sofu WEIBOか2.6億人を超えたばかりですがビジネスに最も使われているSINA Weiboの登録ユーザー数が4億人を超えました。

Sina Weiboの女王Yao-Chenは2,600万フォロワー
SINAのCEOであるCharles Chaoはこの増加の原因を夏の巨大イベント「2012年ロンドンオリンピック」の話題を中国人がシェアし、中国では「ソーシャルな」オリンピックであったためと説明しています。

Sina Weiboは今年の5月に3億ユーザーに到達し、2億ユーザーを超えたのは2011年の8月になり順調にユーザーを拡大し、中国ネットシチズンの約9割がアカウントを持っていることになります。

日本でも多くの企業、自治体が公式アカウントを開設しブランディングとPRに活用していますが、今日はその4億人のユーザー属性からWEIBOのビジネス活用を見直してみたいと思います。


【シナウェイボーのユーザー属性】

1. 家族のライフスタイルに今後お金を使う1980年生まれと、個人の趣味にお金を使う本物主義の1990年生まれ


2. 大学生か、35歳以下か



3. 給料の大部分、月に1000〜3000元を消費する



4. 中国都市部を中心に、人口に比例して存在

広州、上海、北京、四川と2級都市



5. テレビを見るよりケータイでWEIBO

ベッドやソファでごろごろしながらWEIBO


6. 朝PC開けばWEIBOはつけっぱなし、外でもケータイでWEIBOで情報チェック

1日平均PC5.8時間、ケータイ3.9時間Weiboを開いている

7. 楽しい広告や懸賞は歓迎、でもただの広告はいらない

WEIBOで良くある、懸賞広告が好きだという読み方です。

消費心が強く若いWEIBOユーザーですが、彼らの元には溢れるほどの情報が常に流れてきます。マーケティングのためのインフラとしては良いのですが、アカウントを開設しただけではダメで、いかに継続して目に止まるブランディングとエンターテイメントを提供、マネタイズできるビジネスモデルにできるかが大きく効果を分けるでしょう。



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2012年11月20日火曜日

企業のWeChat(微信)ビジネス活用事例5



WeChatはスマホネイティブなソーシャルメディアであり、2億以上のアジアユーザーとの基本のコミュニケーションは音声、文字に限らずリアルタイムな"直接対話"。
  これに加えて、LBS、SNSと組み合わせることにより現在、アジアで最強のO2Oプラットフォームとなっています。

では、具体的な企業のWeChatビジネスでの使い方を紹介しましょう。


1.自動チャットを活用
予めデザインした反応をプログラムしておく。iPhoneのsiriのようなもので、ユニークで温かみのある返信がポイントでブランドに親近感を持ってもらう。

ユーザーの語りかけへの対応を設定でブランドの個性が出る(AsiaClickアカウント例)

2.個別チャットを活用
ユーザーの問合せを人間が返信することで、チャットとして活用。値段を聞かれたり場所を聞かれたりした際もビジネスチャンスを逃がさない。

個別にユニークな対応、Durexの事例。


3.QRコードを活用
WEIBOやホームページ、看板からアカウントに誘導する。

QRコードを読み込むことで会員カード(クーポン)がもらえる、百貨店海岸城の事例


4.位置情報を活用
ユーザーの位置情報と連動し、ブッシュでクーポンやお得情報を配信。ランチ時に近くのユーザーを呼び込むことが可能。

近くのユーザーに直接PR、誘導するコンビニK5の事例。

5.SNS momentを活用

wechatのSNSにブランドや商品情報をシェアすることができる。

WeChat内人気SNS"moment"に商品をシェア。ECサイト”美麗説”の事例。


今迄のPCベースのソーシャルメディアと異なり、時間(タイミング)と位置情報を活用したO2Oが展開できる最も実用的なソーシャルメディアと言えるでしょう。



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