2013年12月26日木曜日

【東南アジアの人気チャットアプリまとめ】LINEはアジアでどこまで健闘しているか?!

こんにちは。アジアクリックの髙橋学です。
現地人と連絡を取るため、アジアに出張する度に、国ごとに使うチャットアプリを切り替えています。
タイ・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・シンガポール・インドネシアで、人気のチャットアプリを以下の通りまとめてみました。


1)LINEとWeChatが2大チャットアプリなASEAN諸国LINEはスタンプで直感的な操作が人気です。各国でTVCM競争もあり、まだ雌雄は決していません。しかし躍進したのはWeChat(中国名 微信)。当初は華人中心に使われていましたが、どの国でも現地のローカル人も使うようになりました。特にマレーシアでのマレー人、インドネシアでのプリブミが位置情報とグループチャットを使いこなしています。


LINEのインドネシアTVCM
http://www.techinasia.com/line-ad-stars-indonesia/


2)Whatsapp, BBMといった旧チャットアプリも存在感
文字でのやり取りに特化した、以前からのアプリも友人の連絡先が集まっているアプリとして以前使われています。新しい友人はLINEやWeChat、昔からの友人は今までどおり、と言った図式です。


3)ベトナム、ミャンマーの特殊なチャットアプリ事情
ベトナムでは、Zaloと呼ばれるFacebookそっくりのチャットアプリが使われています。もちろんFacebookも人気なのですが、Zaloはベトナム語ネイティブのSNSであり、使い勝手もFacebookより上で気軽に友人のタイムラインが確認でき、チャット・無料電話とFacebookより軽快に操作できるため人気のようです。
ベトナムでは、LINEやWeChatはあまり知られていません。

ミャンマーは、通信回線が弱く、午前中しかネットに繋がらない、iPhoneがビルマ語に対応していないなどインフラが脆弱なため、チャットアプリというよりもSMSが使われています。しかしインフラの急速な整備によりここ2年で大きくネット環境が改善することになると思います。Facebookは多く使われています。


以上の通り、チャットというよりも国の特性によりコミュニケーション方法が違うことが分かります。
また現地にはWeChatやZaloといった優秀な競合があり、タイ以外ではLINEも苦戦しています。
チャットアプリからも見える現地消費者の状態、生活様式を知ることで、アジアのマーケティングもより進展することでしょう。
(アジアクリック/高橋学)

【アジアSNSセミナー】
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を行います。タイ・ベトナム・マレーシア・シンガポール・インドネシアでの現地事例から、どうやればアジアで消費者とコミュニケーションできるのかを解説します。詳細→ http://ptix.co/19ABiMu

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