2013年6月18日火曜日

中国版LINE「微信(ウェイシン・WeChat)」企業の登録・活用方法と最新事例

中国版LINEと呼ばれる「微信(ウェイシン)」が企業活用に注目を集めています。中国を中心に、タイマレーシアシンガポールインドネシアでも数百万人単位のユーザーを抱えています。
今日は日本企業自治体がどう活用するかご紹介します。

  LINEとウェイシンの違い

LINE都の違いは、OPENであるということです。
基本的にスタンプや企業アカウント開設など、漫画アプリなど系列アプリがないことを除き、LINEで出来ることはほぼ出来ます。

1,近くの人やある国地域の人と、位置情報を使って繋がれるという点です。
2,LINEでは今ひとつ盛り上がっていないですが、ウェイシン内のミニSNSが人気で、Facebookのようにみないいね!しています。
3,トランシーバー機能やビデオ通話、グループチャット機能を活用している



▼ウェイシンが5億人以上に使われている理由
5億人以上が使っており、無料で使えて使いやすく便利だからです。
1,      コミュニケーションにお金がかからない。ウェイシンの課金化を検討しています。
2,      スタンプやトランシーバー機能を使って楽しい会話ができます。
3,      企業アカウントからクーポンや会員カード、バーゲンセール情報が自動で届きます。しかもうるさく感じません。


  ウェイシンの企業活用事例
企業アカウントは
①自動会話システムでの商品宣伝 
②1日1回の情報発信 
③クーポンやバーゲン情報の提供
を使い、消費者のブランド認知、FAQ、ファン化、販売促進を行なっています。
LINEスタイルですが、多数と同時にあたかも一対一のコミュニケーションが出来るシステムがあるのです。

主な業種のウェイシンの活用方法・実績は以下の通りです。
   小さな商店:ファーストフードや地元コンビニ等、位置情報を使って近くにいる顧客に商品セール情報を届けている
   百貨店:店内にいる消費者にお得情報の発信、クーポンやバーゲン情報の発信、商圏や地下鉄路線での見えない看板設置で誘客
   自動車メーカー:GEEP社などが自動応答での適した車の問合せ受付、営業
   自治体:浙江省など観光地が、毎日美しい写真を現場から公開、位置情報で近くの観光名所やお店に誘導
   航空会社:エアアジアなど、毎日変わる中からお得航空券の価格表配信、チェックイン・座席指定
   ECサイト:おすすめ商品とお得バウチャー配信、ECサイトへのリンク
   ファッションブランド:最新ファッション情報配信、有名人ウェイシンアカウントとの連動・ウェイシンブロガーを使ったステルスマーケティングでブランディング
   雑誌テレビ:よりパーソナルな情報発信でブランディング、新たな読者獲得の入口としてウェイシンを活用。ウェイシンは動画も配信できる。



  ウェイシンを日本企業はどう活用するか

アカウントは無料で開設ができます。(詳細は下記に紹介)

①まずは自社の方針に沿って誰に何をどう伝えていつどうなって欲しいのかを決めたら、
(例:コンビニなら商圏500m以内の人に、常にセールをやっていることを・位置情報で伝え・6ヶ月後には・500m圏内で一番最初に来てもらえるコンビニを目指す 等

②中国語ができ、SNS運営経験のあるコミュニケーションに長けたスタッフを用意しましょう。ウェイシンは貴社対大多数中国人のチャットです。

③自社の紹介・自動応答の会話設定を登録。

④5つほど自社紹介を兼ねてつぶやきましょう。

⑤フォロワーを増やすため、自社ホームページやWeibo(微博)で告知しましょう。看板やチラシでのQRコード掲載も有効です。
また、ウェイシンまとめサイトにも登録しましょう。

⑥近くの人やフォローしてくれた人とユニークな会話を展開してみましょう。
ダイレクトになぜフォローしてくれたかや、どんな情報が欲しいかなど聞いても良いでしょう。
⑦パーソナルな会話や大多数への一斉発信、そしてクーポンやキャンペーンを通じて、ブランディング→販売促進へつなげましょう。
もちろん、Weibo(微博)やリアルイベントとの連動がより効果的です。



  ウェイシンの登録の方法

登録は無料です。
ウェイシン(英語名:WeChat)はここからダウンロードできます。(日本語)


また、ウェイシン(微信)の企業アカウントの登録画面はこちらです(中国語)


登録方法については、下記「WeChat(微信)の企業アカウント登録方法」をご参考にされてください。(日本語)


中国版LINEのウェイシンの企業活用の秘訣は、いかにユニークで飽きさせないコミュニケーションをし続けられるかです。

もっともウェイシンで怖いのは、購読をOFFにされること。
流行に乗るよりも、自社しか出せない情報とコミュニケーション方法をデザインすることが、直接の販売と誘客に繋がるでしょう。

(アジアクリック/高橋学)

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