【3つのポイント】
①基本は団体ツアーも、ビジネス目的の個人旅行も視野に入れたPR、旅程造成を行おう
②ベトナムの旅行会社は日本の地方をまだよく知らないため、丁寧な情報提供と継続的な支援が必要
③1日4時間もインターネットに親しんでいるベトナム人の若年層には観光パンフレットだけでなくFacebookやwebを活用しよう
以下詳しく見て行きます。
(写真はANAの訪日キャンペーンチラシ)
①②ベトナム訪日市場のアプローチにもまず現地旅行会社との協力が必要になります。HISなどの日系がやはり日本の地方にも詳しいです。ローカルの旅行会社は大手であっても2018年1月現時点でも自身で地方のツアー日程を造成できるほど経験と知識がまだありません。 ローカルと組む際は、日本のランドオペレーターにがっつり旅程造成のコミュニケーションをお願いできるようにしましょう。
また、最近商用も兼ねた訪日が約4割と増えていますので、まさに今年はベトナム人にとっての方に血FIT旅行元年となるでしょう。
③ベトナム人にとって、訪日情報源は
・JNTOなどの訪日ポータルサイト
・旅行会社のWEBサイト
・JNTOや旅行会社のFacebook
の大きく3つで、民間の訪日メディアなどはまだ数えるほどしかありません。
しかも、ベトナム人は無名のブランドや、ファン数が少ないFacebookページは信用しない傾向がありますので注意しましょう。
新聞好きなベトナム人も、すっかり新聞よりすまほになってしまいました。
以上から、タイやシンガポール訪日市場とも違ったベトナムマーケットが見えてくると思います。まだ桜や雪くらいしか認識がないベトナム人に、今後どの観光地が話題になり訪れるようになってくるのでしょうか。 地方にも十分勝機がある2018年市場と言えます。
アジアクリック 高橋学