シンガポールの丸の内、Raffles Place。人口の約半数が外国人のシンガポール |
■キアス(得したい)の裏側にあるシンガポール国民の苦悩
シンガポールと聞くと、皆お金持ちのイメージがあるかも知れない。しかし、日本人同様可処分所得が低く、高い物価に苦しんでいるのが実情だ。具体的には住宅をローンで買うために一生懸命はたらく。住宅も70年までしか持てない。しかも東京以上の不動産価格だ。実際、世帯収入が100万円を超えないと家を持った中間層としての生活ができないのがシンガポールの実情である。
■シンガポール国民の楽しみ「外食」「買い物」
しかし、シンガポールには10〜30万円の月収のビジネスマンが多い。彼らは結婚前は自宅に住み、普段はホーカーズ(屋台村)で300円ほどのヌードルや焼き飯を食べているが、週の半分位はちょっと高めで予算5000〜1万円の外国料理、日本食や韓国料理、欧米料理を食べるのが楽しみだ。特に日本食は健康的なので寿司、天ぷら、カレー、焼き鳥、おにぎりなど市民権を得ている。また服飾や電化製品など買い物も盛んで、特に年数回のセール時、またスマートフォンを中心とした数万円のガジェット類を計画的に、時に気持ちに負けて購入している。
■シンガポールのSNS事情
シンガポールは情報ハブでもあるので、ホワイトカラーはみなスマートフォンを持っている。タブレットと併用しているのも珍しくない。人気はiPhone4, 4S, 5, iPadと韓国サムスン製ギャラクシーシリーズだ。彼らはスマホでSNSか調べ物、またはゲームをしている。ゲームは落ち物パズルのCandy crush saga、またパズル型RPGだ。調べ物はECショップで服飾のセールチェックやシンガポール版食べログなどで次行くお店のチェック。SNSは「Whatsapp」「WeChat」「LINE」「Facebook」での友達の活動とニュースチェックを行っている。
■シンガポール人には「ブランド価値」をPRしよう
情報ハブとして、SNSは装備するべき
以上のように、シンガポールは格差が激しい。現実的には年収300〜800万円の中間層を狙っていくことになるだろう。シンガポールにはあらゆる商品・サービスが既に存在しているので、ブランドよりも「どんな価値を提供できるか」にフォーカスしたい。昨今シンガポールで人気なのがSARADSTOP!というサラダ屋だ。7種の野菜ボール1杯で800円もするが昼時には長蛇の列ができ、ダイエットで健康に留意したいシンガポールのOLビジネスマンに大人気だ。塚田農場の美人鍋や寿司が人気なのも健康的なためである。その価値に見合った金額がシビアなのがシンガポールだろう。アジア系、欧米系、インド系などあらゆる民族が集まり共通言語英語で情報をシェアしあっているシンガポールは、よりSNS起用が重要だ。消費者の声、取引先パートナーの声、アジア全体の声がSNSを通して聞こえてくるのが、情報ハブ・シンガポールなのである。
SNS事情2014のインドネシア編はこちら
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