明けましておめでとうございます。
2012年は微博がほぼ100%の中国ネチズンに利用が広がった
「中国SNS庶民化」元年でした。
ソーシャルメディアがインフラとなったことで、東北震災ボランティアが組織されるなどソーシャルメディアでコミュニティが次々生まれ、彼ら中国人消費者の生声を聞くためにソーシャルメディア消費者分析(ソーシャルリスニング)が始まり、WeChat(微信)に代表されるスマホでのソーシャルメディアが3億人近くに使われる年となりました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgbN6ebTLuNnJjvzIyiAM4pu2K4TmJvniqDz6ugnOB-l0A-8teSKjS7GIQdBqosKDEmHUZSGvvFvHQuAgPbbE0nqFV3xTaeGyyA0i0GYxBtw9K7-1zw3z3aMzcTBOgcD5qToFCwMMXctzk/s1600/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%8F%E3%82%99WeChat%EF%BC%88%E5%BE%AE%E4%BF%A1%EF%BC%89.png) |
3億人突破間近のアジア版LINE「WeChat」 |
以上から、2013年の中国ソーシャルメディアは以下のようになるでしょう。
①中国人コミュニティを作り、販売
②ソーシャルメディア分析で、消費者と競合を知る
③モバイル位置情報で、直接来店させる
また、もう1点加えたいのが
④専用ソーシャルメディアが販売を加速する
です。
2013年、タオバオがリリースするB2BのSNS「麦麦(maimai)」B2CのSNS「后院(Houyuan)」と言った新しいソーシャルメディアもあります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiylCXnsVbFN6Tyx1ScJvm-hSTfs1VyFHWPvOEIiHpbcXiYtFFhlzJ69vAopTB-VD9fiVzlycRl5qhb9eTjPN2Y9Xy5lr8wRNUwZ885-IIDNrgiDKl8ZpuYwO4Eu2yVOob1Qp06wlnYFWk/s1600/%E9%BA%A6%E9%BA%A6%E5%90%8E%E9%99%A2.jpg) |
タオバオ専用、B2BSNSの「麦麦」 |
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhcTsOMykonqe5En_3-snsToF9yMbWgIG-ru3h-noYGe6w_BTfQHTceG2_Pt15siRxZRmn-B6aEmNvupthIOm6_soz41NGOrXjJPrqY_hV9F4Hgp2sxwbrOR005eNL5X_MmBx8WjcbusBY/s1600/%E5%90%8E%E9%99%A2.jpg) |
B2CのSNS「后院」 |
現在、中国ソーシャルメディアではSina Weiboが一人勝ちですが、微博を販売用により最適化し、欲しい商品・良い商品の口コミと流通をSNSで拡散させ、タオバオ等ECサイトでの購入・リピーター化につなげる販売用SNSプラットフォームです。
2012年にも、自分の欲しい商品をアルバム状にストックして交流できる中国版Pinterest「蘑菇街」「美丽说」の成功に触発され、本打ちタオバオSNSの登場という形になります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjhBcOyVkgQc0o706BkENBozRXzZp5DyIgsMQk7wNxkzwUy4f6hm4gPByrroj4iAs-I_Zrmw9oESa3I6OCtRxiW7VXD_VA9WoQKtw0FyxFsWCxlLyURrmRSGuEJf5h59IcdhKesgZ5rR64/s1600/%E8%98%91%E8%8F%87%E8%A1%97.jpg) |
蘑菇街 |
特に「麦麦」「后院」は、インドネシアでママさんの口コミショッピングで大ブレイクした「Multiply」の成功例もある通り、中国で販売を行う日本企業にとって無視できない販売ツールに成るでしょう。
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インドネシアの「Multiply」 |
2013年の中国ソーシャルメディアは
①コミュニティ、
②ソーシャルメディア分析、
③モバイル、
④販売専用ソーシャルメディア。
2013年はますます、ソーシャルメディアが販売を加速する年になりそうです。
高橋学 / アジアSNSコンサルタント
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