1998年以来20年ぶりの大幅なバーツ高と円安の波に乗り、増加の一途をたどるタイ人観光客。日本政府観光局(JNTO)によると、今年1~2月は前年同期比31%増の3万6000人で、東南アジア主要5カ国最大の伸びとなりました。現状、タイ人は団体ツアーで訪れる割合が比較的高いため、一度に大勢のニーズに応えられるテーマやプランの情報発信に力を入れたいところです。
最近、北海道の歌登という町の町営施設「うたのぼりグリーンパークホテル」が、タイ人観光客の人気を集めていると話題になりました。同ホテルでは、“日本らしさ”を一度に満喫したいというタイ人の願いを叶え、たこ焼き作りや流しそうめん、浴衣に着替えての餅つきといった、一見北海道ならではの体験とは言い難い型破りのプランを打ち出し、見事集客へとつなげたのです。
タイ人のニーズをより多く、効率的にキャッチするためにも、タイ人へのプロモーションにはやはりFacebookが有効でしょう。首都バンコクでは、都市別でFacebook利用者数世界1位を誇るほど、タイ人はFacebook好き。英語でのコミュニケーションに長けているシンガポールやマレーシアとは異なり、タイのSNS使用言語はタイ語なので、タイ人からの人気の高い関西地方や沖縄県では、英中韓に続き、すでにFacebookページのタイ語対応を始めています。
より効果的なタイ人観光客のインバウンドを考えるなら、ソーシャルメディア言語を含めた「現地化」に、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(アジアクリック/高橋)
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