2013年10月6日日曜日

東南アジアからの学生獲得に、日本の学校法人が動き出している

本日の日経新聞に「明大や東海大、タイに留学生獲得拠点 」というニュースが掲載されていました。
いよいよ大学も本腰を入れて東南アジアからの学生獲得に動き出したようです。

▼大の日本好きの東南アジア市民
実際、タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシアなど東南アジア諸国は、

1)日本に好感を持っている人が8割以上
2)日本語を学んでいる総数が、中国に次いで2位

という大の日本好きで日本語を使って何かをやってみたいという若者が一番多い地域なのです。

ASEAN諸国は世界一の日本語学習者数

東南アジアの若者はドラえもんや聖闘士星矢を見て育っていますし、
親はおしんや仮面ライダーを見て育っています。

東南アジア各地に行ってみても、どこも日本車だらけ、日本食も高級な位置付けで大人気です。


▼日本もASEAN諸国からの訪日を大歓迎
しかし今まで日本にいる東南アジアの人々というと、不法滞在などのイメージが強かったと思います。

それが今、変わり始めています。
中間富裕層の拡大で、可処分所得が増大し、外国旅行ができるゆとりのある市民が半数以上に上っています。

彼らは半月後、1年後と次はプーケットに行こう、バリに行こう、オーストラリアに行こう、バンコクに行こう、香港に行こう、台湾に行こう、ヨーロッパに行こう、韓国に行こう、それから日本に行こうとしています。日本は割高な印象があるため、旅慣れてから日本に来るのです。

日本は観光立国を目指しています。中国人観光客だけに頼ることなく、今後ますます豊かになるASEAN諸国からの訪日に期待し、具体的な政策としてビザの発給緩和を行っています。
タイ・マレーシア・シンガポール人は訪日ビザが必要なくなりましたし、
インドネシアやベトナムも滞在日数が増えてマルチビザ化するなど、条件が緩和されました。
国が両手を上げてASEAN諸国からの訪日を歓迎しています。

また、冒頭で触れたように、ASEAN諸国からの学生を獲得した大学・専門学校・日本語学校が出現してきたのは、少子化・学生獲得に悩む学校法人にとって自然の流れと言えます。


▼東南アジアの若者が、日本で学びたいことは何か?

ジャカルタの日本図書館で学ぶインドネシアの学生たち

富裕層は、子息を日本でなく欧米に留学させたいと思うでしょう。
しかし中間富裕層の場合、子供の意見が親を説得する場合もあります。
特に日本びいきの親の場合そうなる可能性は高いです。

欧米の学校になくて、日本にある以下の領域を学ぶ意義は高いでしょう。
・アニメ、漫画などコンテンツビジネス
・自動車関係
・ロボット工学など、最先端技術
・日本語教育
・東アジア貿易
・日本食、スイーツ
・フランチャイズビジネス など。

つまり大部分はコンテンツビジネスか、最先端技術です。

彼らは情報感度が高く、FacebookなどSNSで日本の情報を獲得し有益な情報は現代版口コミ=SNSで共有・拡散しています。

ジャカルタ紀伊国屋での、大阪府の日本留学セミナー告知。


学校法人ほど、東南アジアからの学生獲得を検討し、Facebookから情報の受発信をはじめ、PDFでの資料送付、現地説明会、ネット面接・試験を進めていくべきではないでしょうか。
(アジアクリック/高橋学)


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