中国での口コミを探すにはWeiboが一番量と新鮮さがあります。
5億のユーザー数と、1日1億の投稿がされているからです。
今日は、その口コミの中から自社ブランドや他社商品の口コミを探す方法を共有します。
①まず、Weibo右上の検索窓または http://s.weibo.com から検索したい語を入力します。
日本語の漢字でも入力してみましょう。車、美容、化粧品、健康、食品、EC、北京、上海など。
②また、自社やライバルのブランド名で、評判を検索してみましょう。
下は国航(中国国際空港)の例です。
検索窓に企業名、ブランド名、商品名、人名、型番など入れてみます。
すると下にずらっと検索結果が出てきます。
写真を見ているだけでもなんとなく分かりますが、よく出てくる話題など気になった内容は百度翻訳 を使い日本語にすると便利です。
日本ブランド名はこちらで検索 http://bitex-cn.com/search_result_116.html すると主要な日本ブランドの中国語名は出てきます。
特に、自社やライバル、中国大陸の同業の評判や商品などは定期的にチェックすると良いでしょう。
▼また、百度指数 でも検索された数の推移や場所、性別・年齢などを調べることができます。 下記は例として「日本」「アメリカ」「北朝鮮」を比較してみたものです。
アメリカよりも日本、日本よりも北朝鮮が検索されているのが分かります。
北京上海の10代後半〜30代男性にとって日本アニメ漫画・日本女性は鉄板、アメリカプロレス、北朝鮮情勢への興味が現在強いようです。
「尖閣諸島(釣魚島)」「中日关系(日中関係)」「日本旅游(日本旅行)」など入れてみるとその時々での中国人の頭の中が覗けるわけです。
このように、パソコンの前に座ったまま中国大陸の情報推移をキーワード別に分析することが可能です。 無料で、誰でも今すぐに。
最近では、月額20万円〜50万円程度で出来る専用の口コミ分析ツール・レポートが人気で、大手中国企業はほぼ採用しておりライバル会社のネガティブ情報や評判を集めて自社の商品・広告マーケティング戦略に活かしています。
ライバル会社のキャンペーンは効果があった、なかったなどとビックデータの集合知を自社に取り込んでしまっているわけです。 これは中国語圏だけでなく英語圏の企業競争にも採用が浸透しています。
自社の評判を知らぬは自社だけ、という状況も珍しくありません。
今回紹介した、中国という隣の大国を知るこれらの基礎的な技術は、国際市場で闘う全ての日本人ビジネスマンに習得してほしいと願っています。
(高橋学/アジアクリック)
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