2014年1月18日土曜日

イスラム教徒の訪日、機内食でもハラルが進む

 こんにちは!マレーシア担当のシャフィクです。今日はハラル機内食についてお届けします。
 日本に(短いですが)住んでいた身として、マレーシアから日本へ旅行する手段は限られています。私は航空便を利用するのが好きですが、実際マレーシアから来日するにはこの手段しかありません。飛行機からの眺め以外に私が航空便を好む理由ですが、それは機内食を味わえるからです。機内食は創造的だし、自分たちの国の料理も食べられます。
 今日の話題はこの機内食に関して。イスラム教徒は、宗教上の理由で自分たちが食べられないものが機内食で提供されたとき、どうしていると思いますか?





 幸運なことに、多くの航空会社では、オプションとしてスナックから夕食に至るまでイスラム教徒のための食事を用意しています。しかしながら、イスラム教徒の中には機内食にこうしたオプションがあることを忘れてしまい、フライトが終わるまで飲み物とスナックのローストピーナッツだけでしのぐことになってしまう人もいます(これは初めて飛行機に乗った人に多いです)。
 
 先週、私はインターネットでBrahim’s Holdingsという、ハラルフードを提供するマレーシアの事業者の存在を知りました。この会社は、イスラム教徒のためのハラル機内食を全日空に提供することに関心があるとのことで、全日空のすべてのフライトにハラル機内食を提供できるよう実際にその計画をしているそうです。これはより多くのイスラム教徒が日本にスムーズに来られるように、というムスリムフレンドリーな戦略のひとつです。世界で最も規模の大きいハラル機内食製造事業者は、このように自分たちで作った機内食を提供するだけでなく、「ハラルフードはどうやって作るのか」ということを日本の機内食製造業者に指南してもいるのです。

 このニュースは、日本に旅行に行こうと考えているイスラム教徒や和食好きにとって、本当に喜ばしいニュースです。私は日本へのフライトで食べられる、日本のカレーライスや芳しい香りのうな丼を食べたいといつも思っているくらいなので、このニュースは跳び上がるほど嬉しいです。個人的には、先のBrahim’s Holdingsはそのハラル食づくりの知識を、日本の食品製造業の人々が自分たちでハラルフードを作れるよう、彼らに共有すべきだと考えています。そうすることでまた、ハラルフードは間違いなく一層おいしくなると思うのです。

 ううう、次に日本へ旅行するのが待ち遠しくなってきました!機内食の和食と緑茶も更においしくなっているといいなあ…。
 ハラルフードに関してもいずれまたお伝えしましょう。では、また!

(アジアクリック・マレーシア担当/シャフィク)


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