約半数の人がSNSで観光先を決定するアジア
以前の記事でもお伝えしましたが、アジア地域※では、ソーシャルメディアが観光客の意思決定に強い影響を与えています。
※中国、香港、インド、マレーシア、シンガポール、オーストラリアを指す
米国eMarketer社の調査によると、旅行先を決める際、実に44%の人がソーシャルメディアを利用。さらに、アジア地域の57%の旅行者がインターネット上の口コミを参考にし、うち42%がフェイスブックの観光地の評判をチェックしているとのことです。
この数字を見れば、アジア地域でいかにソーシャルメディアのプロモーションが有効であることが分かりますね。
では、現地でも実際にソーシャルメディアが主な誘客手段となっているのでしょうか?
今回はアジアの中でも特にソーシャルメディアの利用率が高い、インドネシアの誘客実例を見てみましょう。
博物館イベント、全体の3割以上がツイッター経由で認知・来館
インドネシアの博物館教育者のグループが、興味深い調査を行いました。
ジャカルタの異なる博物館で行われた6つのイベントで、来場していた25〜45歳が親の137家族にイベントの認知経路を聞いたところ、口コミが24.8%、ツイッター経由が35%、その他メディアが26.3%と回答したのです。
博物館では、集客を図るためさまざまなイベントを実施していますが、その告知はほぼすべて、ツイッターやFacebookで行っています。上記ソーシャルメディアを通じて集客をすることで、コストはほぼかかりません。
ソーシャルメディア経由の情報が、日本人の感覚以上に、誘客の実数に結びついているんですね。インドネシアのプロモーションでは、ツイッター利用が必須であり、アジアでの効果的な誘客は、やはりソーシャルメディアを積極的に使う必要があるでしょう。
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