2011年から、22軒以上の日本ラーメン屋は台湾で出店し、計40店舗 開店しました。この軒数は台北の全部のラーメン屋数の3分の1になります。特に地下鉄忠孝復興駅から範囲1km以内に19軒があるので、そこが台湾のラーメン激戦といえるでしょう。
今回台湾出店のラーメン屋は日本で二十大ラーメン屋に置くラーメン屋が多さそうで、例えば、山頭火,長崎ちゃんぽん、一風堂も出店しました。
では、なぜ日本大手ラーメン屋は一気に台湾に出店しているのでしょうか?
まず考えられる理由は、東日本大震災後、日本企業は海外に出店をして,リスク分散を考えている企業が多くなっていることです。
また中国は昔の歴史によって、日本には複雑な感情を持っているかもしれません。しかし台湾と中国は経済契約ECFAを結んでいて中国は台湾企業に税務減免があります。また台湾は中国市場への理解が高いです。
だから、日本企業はまず台湾へ出店して,合弁経営者を見つけたら、中国へ出店します。日本ラーメン屋の売り上げは日本より、台湾のほうが高いそうです。例としては、山頭火台湾一号店は1日900人が来店した(!)という信じられない大人気記録を持っています。
さて、こうした日本ラーメン屋が続々開店する激しい競争の中で、どうすれば勝つことができるのでしょうか?
まずは、「オリジナル味を守る」こと。ラーメン屋の中心ターゲットは哈日族(ハーリーズー、日本の現代文化を好む台湾や中国の若者のこと)なので、日本の味と違うと興味が持てないようです。
(ちなみに、哈日族な若者以外の年代も食べますよ~!でもやっぱり客の6割以上が若い人です。)
またある調査によると、日本のラーメン屋でお客さんは二十分ほどでラーメンを食べ切ってしまうとのことですが、台湾では40分ぐらいかかります。そう考えると、時間当たりの消費金額を伸ばす必要があるかもしれませんね。メインのラーメンだけでなく、デザート、サラダ、飲み物といったサイドメニューの充実度も重要になりそうです。
(アジアクリック・台湾担当/チャニン)
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