今日は百度主催の上海進出セミナーに参加してきましたので内容をシェアします。
中国5億人のネチズン、うち80%のシェアを占める百度(Baidu)。
百度での検索結果に応じて自社広告が出せる「検索連動型広告」は、消費者がクリックしたら広告費が発生する仕組み。
Googleも同様のサービス「アドワーズ」を行なっており台湾香港などで特に有効。中国大陸はGoogleが使えないので、百度を使うことになります。
今回は上海に進出すると仮定してポイントを押さえてみましょう。
①ブランド名を中国語化する。
例)agodaなどアルファベットのみで中国名がなく認知が上がらない。→雅高达(yagaoda)と命名。
Googleの中国語名は「谷歌(guge)」。ユニクロは「優衣庫(youyiku)」コカコーラは「可口可楽」。 |
②「バナー広告」で見せたい人指定でビジュアルでブランド告知。
例)ターゲティング広告の百度掘金で海外ホテル予約に興味あるターゲットにリーチ。
リスティングとバナー広告が検索に連動する百度(Baidu) |
③儲かる「キーワード」を設定。
例)「旅行」ではなく、「日本旅行 旧正月 東京」などより具体的なキーワード設定をすることで費用対効果を上げます。
・便利なツールとしてキーワードトレンド「百度指数」
http://zhishu.baidu.com/
「日本旅行」のトレンド例。検索している人の属性や商圏、影響したニュースなども分かる。 |
・ジャンル別キーワードランキング「百度搜索风云榜」
http://i.top.baidu.com/
車の検索人気ランキング。旅行や漫画など、中国の人気がすぐ分かる。 |
④百度から入り、Weibo(微博)で拡散
GEは理解し難い医療商品を百度動画広告で説明、Weiboにリンクし拡散させた
▼また、シナウェイボー、テンセントウェイボー、ワンイウェイボー、ソウフウェイボーの4大Weiboが百度検索結果に表示されるようになりました。
▼百度活用まとめ
以上のように、百度を活用するメリットは以下の通りです。
・中国検索市場80%のシェアで約4億人にリーチ可能
・低コストで始められ、クリックされたら課金される成果報酬型
・ツールが提供されており、キーワード選択から市場マーケティングが可能。費用対効果も上げていける。
中国を攻めるにはリアルだけでなく、百度+中国語HP+Weibo(微博)の現地化が必要です。
高橋学 / アジアSNSコンサルタント
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