2014年3月19日水曜日

インドネシアで開催された自動車市!そこでのある企業の取り組みとは

 Selamat pagi! インドネシアのロナルドです。
 今回の記事では、日本のある自動車メーカーの取り組みとインドネシア人の傾向についてお届けします!

 『トヨタ・アバンザ・クラブ・インドネシア(TACI)』が今年の3月1〜2日にブン・カルノ・スタジアムの東駐車場、ジャカルタのスナヤンで開催されたインドネシアの自動車市2014(PARJO)に参加をし、初めてその存在を知らしめました。
 

 TACIは92、93番ブースを占めていて、その他にホワイト・カー・コミュニティ、GTラジアルやアストラ・クレジット・カンパニー(ACC)、ガルダオート、オートビジョンのような、いくつかの大きなスポンサーと協力して94番ブースも占めていました。

 ジャボタベック地域内で人気が広がっているトヨタグループとは別に、TACIはPARJO2014で公式会員カードを発行しました。このカードは何点かの特典があります。その一つとして、カードの所有者はGTラジアル、ACCの様なTACIのパートナーの自動車商品や、保険(アストラ・グローブ/ Guard bibs)において割引があります!また、TACIはカード所有者が自動車のウィンドウフィルムや、ショックアブソーバー、カーアクセサリーのようなカスタマイズする為の付属品を買うことのできる特権を約束しました。

 TACIはインドネシアでの6年間の道標で、そしてPARJOに参加してことによって、このクラブがより広い範囲のコミュニティーに知れ渡ることを望んでいます。また彼らは、クラブのメンバーとインドネシアの人々に、利益をもたらすことができるようにしたいとも思っています。


 インドネシアの傾向としては、人々は本当に日本車が大好きです。外見だけではなく、メンテナンスが容易かつ燃費が良いことから、より一層好きなのです。
インドネシア人が日本車を大好きな一番の要因は、他の国の自動車よりもずっと乗ることのできる年数が長いことです!!

 インドネシア人は誰かと『一緒』ということを非常に好むので、それぞれのブランドごとにコミュニティーが沢山存在していて、1週間もしくは1月に1回集まりやツアーイベントを行っているのです。これらのコミュニティーが確保出来るかどうかで、企業の売り上げも大きく変わってくるのです!


(アジアクリック・インドネシア担当/ロナルド)



------日本人スタッフより補足情報------------

 ロナルドが紹介してくれた『トヨタ・アバンザ』。アジアクリック内屈指の車好きであるロナルドはともかく(?)、車種を言われてもちょっとピンとこない…という方もいらっしゃるかと思います。
 そこで、車種とインドネシアの自動車マーケットについて、少し詳しくみていきましょう。

 トヨタ・アバンザはトヨタ自動車とダイハツ工業が共同開発した7人乗り小型ミニバン(MPV)で、インドネシアで生産が行われています。
 インドネシアにあるトヨタ・アストラ・モーター(TAM)が発表した2013年の販売台数(43万台)の内、49%(約20万台)をアバンザが占めているのです。それほど人気なのですね!!アバンザが人気な理由は、多人数乗車が可能なことが理由だと考えられます。ロナルドが言うように、『一緒に』ということを好む傾向からきているのではないでしょうか。

 だた、2013年に「LCGC(ロー・コスト・グリーン・カー)政策」の導入があり、インドネシアの自動車マーケットで変化がありました。
 これは低価格・低燃費・高い部品の現地調達率をクリアした現地生産のコンパクトカーを税制優遇する「エントリーカー優遇政策」です。この導入によって、これまで多人数乗車中心であったインドネシア市場の中で、新たにエントリーカー市場の拡大が確実視されています。
 そのため、複数の日本車メーカーが「LCGC政策」に適合した新型モデルを発表しました。価格重視で販売(エアコンなしで65万のものもあるそう)している為、主流の多人数乗用車よりも3割ほど安いそう。これからのインドネシアの自動車市場に注目ですね!

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