日本は日本再興戦略(平成25年6月閣議決定)にて、2012年に訪日外国人旅行者数1,000万人を達成し、さらに2,000万人の高みを目指すとともに、2030年には3,000万人を超えることを目指している。
しかしタイへの観光客は既に2200万人。日本が観光立国として掲げる目標数を既に上回っている。
その多くは東アジアからの訪問者で2012年の2230万人の到着者数のうち、総数1250万人(+20.84%)が東アジア地域からと最大多数。
内訳は中国(270万人) とマレーシア(250万人) の2つのソースマーケットが、今やそれぞれ200万人超の到着者数を生み出している。また、日本(130万人) と韓国(110万人)の2つのソースマーケットもそれぞれ100万人を超える到着者数を生み出している。
(問題意識)
▼タイ政府、中国人観光客向けにビザ免除を9月に実施で倍増を計画
12年にタイを訪れた中国人旅行者は約278万人。今年は上半期だけで227万人に達している。タイは今年9月から中国人への観光査証(ビザ)免除を実施する予定。年内で500万人超えも間近だ。
これは今年、歴代2位の約556万人であった東京都への来訪数に匹敵する。タイは中国人観光客だけで日本の目標の半数を達成しようとする国である。
(解決)
▼タイ政府観光庁が推進する、タイの10個の魅力
では、タイの戦略から、何を学ぶか。
PR方法では、Facebookからシェアキャンペーンまで全方位的に使えるものは恐れず使っています(参考:タイ政府観光庁はどう海外にPRしているか)。
しかし、そこにはセールスポイントがあります。
タイ政府観光庁は、タイ観光のセールスポイントを次の10個と定めています。
1)笑顔
2)グルメ
3)お寺や街など「きらびやか」
3)お寺や街など「きらびやか」
4)水上マーケットや祭りなどが「楽しい」
5)国民の「篤い信仰心」
6)サバーイ(のんびり)
7)南国の楽園
8)古き良さが残る「ノスタルジー」
9)手つかずの自然
10)象との触れ合い
これらをまとめて「Amazing Thailand」と呼んでいます。
5)国民の「篤い信仰心」
6)サバーイ(のんびり)
7)南国の楽園
8)古き良さが残る「ノスタルジー」
9)手つかずの自然
10)象との触れ合い
これらをまとめて「Amazing Thailand」と呼んでいます。
この10個を分類分けすると3つに分けることが出来ます。
①穏やかな国民性
1)笑顔
5)国民の「篤い信仰心」
6)サバーイ(のんびり)
6)サバーイ(のんびり)
②気持ちがいい文化
2)グルメ
3)お寺や街など「きらびやか」
3)お寺や街など「きらびやか」
4)水上マーケットや祭りなどが「楽しい」
8)古き良さが残る「ノスタルジー」
③自然で癒される
7)南国の楽園
9)手つかずの自然
10)象との触れ合い
7)南国の楽園
9)手つかずの自然
10)象との触れ合い
実際、日本人観光客がタイを旅先に選ぶ理由としてはアユタヤなど「歴史」夜の街など「自由」プーケットや象など「自然」が挙げらる。
日本は総力戦ができていないのでは?
外国人観光客それぞれからみた強みを360度で展開する。
しかも訴え方が本物であり、広告でない。
発信量を10倍に、質を2倍に心がけたいものです。
(アジアクリック/高橋学)
日本は総力戦ができていないのでは?
外国人観光客それぞれからみた強みを360度で展開する。
しかも訴え方が本物であり、広告でない。
発信量を10倍に、質を2倍に心がけたいものです。
(アジアクリック/高橋学)
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