2013年12月28日土曜日

「SNSを武器にしたアジア市民」2013年アジア・ソーシャルメディア事情ダイジェスト



2013年、アジアの経済発展が進み、市民はスマホを持ち、生活情報から政治情報まで、様々な情報受発信を行いました。
アジアにおけるソーシャルメディアの変化としては「SNSを武器にしたアジア市民」と言えると思います。
今日はアジア7カ国の2013年トピックを紹介しましょう。


1)タイ:インスタグラムが大流行中、アメリカに続き世界第2位の写真SNS大国

もっともInstagramに投稿が多かった国第2位にバンコク(タイ)。

〜写真SNSのインスタグラムはバンコクが世界二位。
 タイ人の写真付きが証明された出来事でした。ちなみにもっとも投稿された場所は大型ショッピングモールの「サイアムパラゴン」。


 スタンプだけでも話せるLINEも日本以外ではタイが一番人気です。


2)マレーシア:マレー人・華人・インド系など各民族がSNSで団結するも、
        総選挙は民意を無視した強攻策で現政権続投

〜総選挙をきっかけに、Facebookやツイッターで民族調和の政治で市民が一致するも、様々な票獲得強攻策で、市民の声にならない怒りがSNSに溢れました。
参考)SNSで発覚したマレーシア総選挙の闇と、進む民主化運動

偽のマレーシアIDを発給した大量の外国人に投票させた

3)シンガポール:Facebook限定の値引き・クーポンなど販売促進が加速、
         ファン参加型のディスカウントセールが続々登場、大幅割引に

〜航空券からファッションまで、Facebookファンが増えたり、また直接担当者に値引き交渉できたりと、Facebook上での直接販売事例が多く誕生しました。

シンガポールBody SopはFacebookアプリ来店キャンペーンで1,001名を集客


4)インドネシア:BBMやFacebookなど従来SNS人気に陰り、
         少人数限定SNS”Path”やWechatなど新しいSNSメディアに流出、
         インドネシア人同士のマシンガントークは変わらず。

〜Facebookでの商品写真への強制タグ付けや、ブラックベリーからサムスンなどへのスマホ大画面化ニーズの高まりで、よりニーズが細分化。

実はインドネシアはSNS先進国。企業はあらゆるSNSを販売促進にも活用している。



5)ベトナム:強いネットインフラを背景に、FacebookコマースやスマートTVコマースも。中間層の消費拡大に期待

〜月1000円でネット使い放題、スマホで動画まで見放題のベトナムでは、
中間層の経済基盤が固まっていくに従って電化製品や化粧品を始めとした大手ブランド勢がソーシャルメディアを活用したブランディング・販売促進キャンペーンを連発しました。
8000円〜Nokiaやサムスン製スマートフォンが変えるベトナム。

6)ミャンマー:貧弱ネットインフラも、ホワイトカラー中心にFacebook利用が進む。
        外国インフラ業者2社に免許交付で2014年は情報社会が進むか?!


〜午前中しかまともにネットに繋がらない、1分ごとにパケット料金がかかるなどインフラが整っていないミャンマー。しかしASEAN最後のフロンティアとして欧米、中国韓国の企業の進出ラッシュで東京よりオフィス価格が高騰。
2014年以降、競争激しいミャンマーでSNSのビジネス活用が必須に成るのは確実。

ミャンマー語でのGoogleとサムソン製スマホの解説本。

7)中国:Sina Weibo、1日当たり6000万人のアクティブユーザーで、
     中国政府を脅かす程のインフラに。
     微信(WeChat)とのSNSとしての住み分けが成る

〜シナウェイボアカウントの数割がゾンビユーザーという弊害も。
 微信では百貨店や飲食店、観光地を中心にO2Oの取り組みが進みました。
 また、官僚の汚職や富裕層の傲慢などが陽のもとにさらされています。
    
今やWeiboと企業マーケティングの2大双璧となった微信。

いかがでしたでしょうか。
2014年のアジアのソーシャルメディアを占うに、ますますのスマホ化・先進国でのウェアラブルコンピュータ化が進み、情報のシェアが加速、大成功も大炎上も起きやすい環境に近づいてきます。私達日本企業や政府は、なおアジア市場と市民の気持ちを理解するように努めなければいけませんね。
(アジアクリック/高橋学)

2013年12月26日木曜日

【東南アジアの人気チャットアプリまとめ】LINEはアジアでどこまで健闘しているか?!

こんにちは。アジアクリックの髙橋学です。
現地人と連絡を取るため、アジアに出張する度に、国ごとに使うチャットアプリを切り替えています。
タイ・ベトナム・ミャンマー・マレーシア・シンガポール・インドネシアで、人気のチャットアプリを以下の通りまとめてみました。


1)LINEとWeChatが2大チャットアプリなASEAN諸国LINEはスタンプで直感的な操作が人気です。各国でTVCM競争もあり、まだ雌雄は決していません。しかし躍進したのはWeChat(中国名 微信)。当初は華人中心に使われていましたが、どの国でも現地のローカル人も使うようになりました。特にマレーシアでのマレー人、インドネシアでのプリブミが位置情報とグループチャットを使いこなしています。


LINEのインドネシアTVCM
http://www.techinasia.com/line-ad-stars-indonesia/


2)Whatsapp, BBMといった旧チャットアプリも存在感
文字でのやり取りに特化した、以前からのアプリも友人の連絡先が集まっているアプリとして以前使われています。新しい友人はLINEやWeChat、昔からの友人は今までどおり、と言った図式です。


3)ベトナム、ミャンマーの特殊なチャットアプリ事情
ベトナムでは、Zaloと呼ばれるFacebookそっくりのチャットアプリが使われています。もちろんFacebookも人気なのですが、Zaloはベトナム語ネイティブのSNSであり、使い勝手もFacebookより上で気軽に友人のタイムラインが確認でき、チャット・無料電話とFacebookより軽快に操作できるため人気のようです。
ベトナムでは、LINEやWeChatはあまり知られていません。

ミャンマーは、通信回線が弱く、午前中しかネットに繋がらない、iPhoneがビルマ語に対応していないなどインフラが脆弱なため、チャットアプリというよりもSMSが使われています。しかしインフラの急速な整備によりここ2年で大きくネット環境が改善することになると思います。Facebookは多く使われています。


以上の通り、チャットというよりも国の特性によりコミュニケーション方法が違うことが分かります。
また現地にはWeChatやZaloといった優秀な競合があり、タイ以外ではLINEも苦戦しています。
チャットアプリからも見える現地消費者の状態、生活様式を知ることで、アジアのマーケティングもより進展することでしょう。
(アジアクリック/高橋学)

【アジアSNSセミナー】
2014年 1/16(木)に「アジアとのコミュニケーション方法を、成功・失敗事例から学ぶ!」勉強会
を行います。タイ・ベトナム・マレーシア・シンガポール・インドネシアでの現地事例から、どうやればアジアで消費者とコミュニケーションできるのかを解説します。詳細→ http://ptix.co/19ABiMu

記事の疑問点や、もっと知りたいことなど、お気軽にお問合せください。
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2013年12月25日水曜日

ベトナムで、日本のアニメはこんなに人気!

Xin chao!  アジアクリック・ベトナム担当の桜井です。

現在、ベトナムの平均年齢はなんと27歳です!確かに、どこを歩いていても若者だらけです。そんなパワー溢れる若者の中で、人気急上昇中なのが『日本のアニメ』です!


ドラえもんは兎に角人気で、ドラえもんやドラミちゃんがプリントされているTシャツを来ている人を多く見かけます。しかし、ここで終わりません、ベトナム人のアニメへの思い!巨大なステージが設置され、音楽が鳴り響いている場所があり近づいてみると、髪の毛の色が赤や黄などの人が沢山。よく見てみると、そこに集まっているほとんどの人が「コスプレ」をしていました。会場内では沢山のアニメグッズが販売されていたり、キャラクターが描かれた車が展示されていたり、踊っている人達がいたり、ゲストでは日本のアイドルまで!驚かされることばかりでした。
ベトナムでは「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「名探偵コナン」は特に有名で、道端で売っている新聞の隣に置いてあるのです。他にも、初音ミクやワンピース、NARUTO、黒執事、遊戯王など沢山のアニメが普及しています。

コスプレイヤーといわれるコスプレをする人たちも年々増え、「日本のアニメやゲームが好きだから、日本が好き」という若者が多い様です。
ベトナム人は好きなものは身につけたい!という傾向が強い為、Tシャツだけでなく、バイクにつけるアクセサリー類やレインコートの販売や、日本のマンガフェスティバルに行くツアーなどができたら、若者が殺到するかも?!
(アジアクリック/桜井)

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2013年12月23日月曜日

インドネシア人観光客が、次に行きたい3ヶ所とは?!

Selamat pagi! インドネシア担当のルキトです。
インドネシア人観光客、日本に増えてきていますね!インドネシアは経済発展していますから、これからますます増えると思います。



しかし、通常、桜や富士山や東京スカイツリーや渋谷原宿に行きたいインドネシア人観光客ですが、次はどこ行くのでしょう?
また、—週間以上日本にいるインドネシア人旅行客も、東京大阪の次は次の場所に行きたいと周りで言っていますよ。
.雪を見たい!
インドネシアはトロピカルの国だから、雪はテレビでしかみたことがない。雪と接する欲しいです。
雪合戦や、雪だるま、かまくら、雪まつりなど、美しい真っ白な風景の中は幻想的です!

.ディズニーランド(遊園地)に行きたい! 
実はインドネシアは遊園地がすくなく、海外旅行といえば遊園地にいくほどなんです。ディズニーランドの写真をfacebookで見ることで、日本への観光情報は完成を感じるようです。
他にも富士急ハイランドをはじめとした遊園地が各地にありますね、インドネシア人への観光資源として見せてみては?

.日本食をもっと食べたい  
最近、寿司や天ぷらなど和食はインドネシアにもありますけど、皆は本場で食べ比べてみたい!と思っています。
 イスラム教のルールを守るため、温泉とか(裸禁止)、ラーメンとか(豚骨入ってる)は難しいですが、以上の3つを改めて情報発信で確認してみてくださいね。
(アジアクリック・インドネシア担当/ルキト)

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2013年12月21日土曜日

東南アジア6カ国のスマートフォン事情、iPhoneが選ばれない現地事情とは?!

そこでは、Facebookの台頭に加え、東南アジア各国ならではのSNSが活用されていることをお伝えしました。

今回は、東南アジア各国で人気のスマートフォンと、その理由を紹介します。
下の表を御覧ください。



いかがでしょうか?
ここで紹介したアジア6カ国中、iPhoneが人気なのはタイ・シンガポール・ベトナムの3カ国。サムソンなど他スマホを選ぶ理由がインフラに依存していることが分かります。
つまり、写真を付けて投稿しても効果が出にくい国があるということですね。

例として、ベトナムとミャンマーのスマートフォン事情を比較してみましょう。
・ベトナムは月額1000円で3Gが使い放題。
・かたやミャンマーは、午前中しかネットが繋がりにくい。

 iPhoneは、ミャンマー語に対応しておらず、サムスンスマホのようにブルートゥースで画像やファイルのやりとりが出来ない、つまりネットに依存している製品なのでネット環境が脆弱なミャンマーでは買ってもつかいにくいのです。

ヤンゴン最大のモールの携帯ショップのスマートフォン取り扱い。人気なのはサムスン、LG、Huaweiの順。
いくらSNSがアジアで日本以上に利用されているからといって、同じコンテンツは発信できないですね。

・ベトナムであれば、動画や画像などリッチコンテンツを流し、
・ミャンマーは文字化けがするので軽い画像に文字を埋め込みます。
 また、単なるチェックインが流行しているので、キャンペーンを行っても有効。

このように、各市場のインフラを理解した上で、アジア消費者とのコミュニケーションを取っていかなければ、そもそも彼らに情報が届かないのです。

次回は、東南アジア6カ国のチャットアプリ事情をお伝えします。
LINEはどこまで善戦しているでしょうか?
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2013年12月19日木曜日

ミャンマーの携帯事情 〜 ヤンゴンから現地情報のお届け開始!

みなさん初めまして、ヤンゴン在住の後藤修身です。アジアクリックの特派員としてミャンマー関係の記事を提供することになりました。

私が初めてミャンマーに来たのは1987年なので、もう26年前です。その当時はネウィンの独裁時代で社会主義で鎖国政策をとっていた国でした。まだビルマと呼ばれていた時代です。そのビルマをたまたま訪れ、私はすっかり魅せられてしまいした。男も女もロンジーと呼ばれる腰巻きをまといゆっくりと歩き、夜になると道端の露天がローソクの火でほのかに照らされ、車がほとんど通らないメインストリートでは道の真中で若者がギターを弾き、食堂に入ると見も知らずの人が私の分まで払ってくれました。今でも夢の中のような当時の映像が頭に浮かびます。そのビルマで翌年88年、民主化動乱が起きました。その後の長かった軍事政権時代、最近の民主化と私はずっとミャンマーに関わってきました。

そしてヤンゴンに移住してきたのが去年2012年の9月です。こちらではデジタルが分かるカメラマンとして以前からミャンマーの写真をずっと撮り続けています。アジアクリックでは、"今の"ミャンマーを現地よりお伝えしていきますので、みなさんよろしくお願いいたします。
・エーヤーワディ http://www.ayeyarwady.com/
・Campur Photo ミャンマー http://photo.campur.com/photo/myanmar.html

では、第1回目として「ミャンマーの携帯事情〜その1」をお伝えします。携帯事情シリーズは全部で3回の予定です。



■50万円から150円へ

ミャンマーで長い間、携帯は贅沢品だった。いや、正確に言うと携帯ではなくSIMカードの契約が高かった。1990年台は50万円前後で、ほんの一部の金持ちと政府関係者と外国人しか携帯を使ってなかった。その後、徐々には安くなったが、急激に安くなってきた2011年からだ。2011年に5万円、2012年は2万円になった。それはちょうど民主化の流れと重なっていた。

■SIMは抽選で

それまで10万円以上していた携帯(SIMカード)が2万円で買えるのだから、中流階級の人たちはこぞって買いだした。遅まきながらミャンマーでも携帯ブームがやってきたのだ。その2012年末での普及率が9%という数字がある。携帯ブームがやってきたといっても、世界的に見るとまだ非常に低い数値だ。そして、2013年4月に1,500チャット(約150円)SIMが出た。しかし、通信設備のインフラが整ってないため、1ヶ月35万人という制限付きだった。案の定、希望者が殺到したため各地で毎月抽選会が行われている。
*参考 ミャンマーの携帯電話契約数の推移 http://ecodb.net/country/MM/it_phone.html

■SIMはブラックマーケットで

抽選だと買えない人のほうが多い。そこで出てきたのがブラックマーケットだ。ブローカーが抽選で当たった人からSIMを買い取る。そのSIMをモバイルショップが買い取って、一般消費者に売っている。ブラックマーケットといっても薄暗いところでこそこそと買うのではなく、堂々とでモバイルショップでSIMを売っている。現在のヤンゴンでの相場は120,000〜150,000チャット(1,200〜15,000円)だ。

■外国人はSIMを買える?

1,500チャットSIMの契約はミャンマー国民限定なので、外国人はSIMの抽選には応募できない。しかし、ブラックマーケットでは身分証明書の提示は必要ないので、誰でも買える。モバイルショップに行けばその場で購入することができる。

■携帯事業会社に外資が参入

ミャンマーの携帯事業会社は今まで国営のMPT(Myanmar Posts and Telecommunications)しかなかった。1,500チャットSIMは MEC(Myanmar Economic Corporation)販売となっているが、実際の運営はMPTが行っていて、独占は変わっていない。しかし、今年から外資の通信会社が参入することになった。カタールのOoredooとノルウェーのTelenorに決定したと6月に発表された。日本からはKDDIが入札に参加したが、落札することができなかった。

■様々な通信方式

携帯事業会社はMPTしかなかったのに、なぜか通信方式はGSM, W-CDMA, CDMA450, CDMA800 と4種類もあり、SIMも別々だ。事業会社が1社なのに通信方式がこんなに乱立しているのが不思議だったのだが、先日やっと理由が分かった。政治的理由だったのだ。CDMA450とCDMA800に関しては中国で使わなくなった通信設備がミャンマーにやって来たという。経済制裁を受けていた軍事政権時代は中国からしか通信インフラを導入できなかったのだろう。今回の1,500チャットSIMに関しては、CDMA800とGSMの2種類ある。

■通話料はプリペイドカードで

通話料金は一部後払いのポストペイド方式もあるが、ほとんどはプリペイドカードを購入する方式だ。1,500チャットSIMももちろんプリペイド方式だ。また、通信方式によってプリペイドカードも種類が異なるので注意が必要だ。通話料は1分50チャットで、データ通信は通信方式によって異なる。GSMは2Gということで、1分2チャット、その他は3Gで1分4チャットになる。

■データ通信は?

ミャンマーではどの方式でもデータ通信が可能だが、通信スピードが多少異なる。W-CDMAが最も早いといわれていて、60Kb/sec程度だ。CDMA450とCDMA800もW-CDMAと同じく3GでスピードもW-CDMAより若干遅い程度。GSMは2Gなのでそれより遅く、30Kb/sec程度だ。メールや普通のWEBサイト閲覧程度だとあまりストレスはたまらない。しかし、ネット回線のバックボーンが細いためか、朝は上記のスピードが出ても午後になると遅くなる。特に夕方から夜にかけては接続できても全く通信できない場合もある。それに、先日はインターネット用の海底ケーブルが切れたというニュースがあり、実際に2〜3日接続ができなかった。

ところで、日本よりミャンマーの携帯が優れている点がある。携帯機器自身にテザリング機能が付いていれば、テザリングが自由にできるのだ。私もそうだが、パソコンのインターネット接続は携帯のテザリングを利用している人が多い。データ通信で注意しなければいけないのは、料金が時間単位だということだ。携帯本体でデータ通信ONにしていた時間だけ課金される。データ通信を使わないときにはOFFにしないとプリペイドカードの金額が減っていくのでご注意を。

■空港でレンタル携帯

ヤンゴンの空港などでは、旅行者向けにハンドセット付きのレンタル携帯もある。5日間で50ドル、10日間で70ドルという料金で、通話料は自分でプリペイドカードを購入する。SIMロック解除された携帯を持っている人であれば、そのままSIMを入れると自分の携帯で通話ができる。

■ミャンマーでローミング

ドコモ、AU、ソフトバンクともミャンマー国内でローミングが可能だ。ミャンマー国内への通話であれば、ドコモが80円/分、AUが180円/分、ソフトバンクが200円/分(それぞれ、2013年12月時点)になっている。ミャンマー国内でのデータ通信使い放題のサービスはまだないようなので、データ通信はOFFにしといたほうがいい。そうじゃないと、スマホは勝手にデータ通信を行うので帰国後に携帯電話会社から高額な請求書が来るかもしれない。

いかがでしょうか?
発展するミャンマーのインフラの歴史とノウハウ。
今後も、ヤンゴンから現地ならではの生情報をお届けしていきます。
(ヤンゴン特派員/後藤修身)


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2013年12月18日水曜日

インドネシア・ジャカルタの最新飲食店事情、CoCo壱番館、丸亀製麺が人気、シンガポール日本食も!

スラマッパギ! インドネシア特派員の長野です。

今日はインドネシアの最新日本食飲食店事情をお伝えします。

トップバッターは、待望のCOCO壱番屋ジャカルタ1号店のオープン!
ずっとComing Soonだったのですが、先週無事オープン。早速ランチに行ってきました。



日本のCOCO壱番屋よりも高級感あるお店構えで外見がきらきら輝いてたのが印象的。
メニューは豚を使っておらず、インドネシア人ムスリムにもやさしい「ハラル」カレーです。お値段も600円前後と手ごろ(インドネシア人の月収は3〜5万円程度ですが)。

オープンしたてということありますが、平日のお昼に大行列でなかなか座れないくらいの人気ぶり! この繁盛振りであればすぐにインドネシア2号店・3号店が出ると感じました。



CoCo一番が受け入れられていることで、日本食は寿司てんぷら、ラーメンだけではないとインドネシア市場に周知されてきた感じがします。

最近日本の外食産業進出がめまぐるしく、ゴーゴーカレーをはじめ、丸亀製麺(インドネシアは天ぷら好き!)、富士そば、和食さとなどが既に進出。うどん、ラーメン、居酒屋が進出してくる動きもあります。



面白いのは、和食、パスタのwarakuグループやMarutama Ramenなどシンガポール発祥の日本食レストランがジャカルタに出てきていることです。


ジャカルタの日本食業界、今後の展開が楽しみです!
(インドネシア特派員/長野)


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