2014年4月10日木曜日

台湾だけでなく中華圏の多くの女性が星君症候群!それってなに?

你好!台湾担当のチャニンです。

最近、台湾、中国、香港など中華圏の女性は「星君症候群」にかかっている人が多いです。
さて、この「星君症候群」というのは何でしょうか?


それは韓国SBSで2013年12月18日から放送されたテレビドラマ「星から来たあなた」の男性主人公の名前です。

『星から来たあなた』はまだ台湾のテレビで放送していませんが、ネットではすでに驚異のページ‐ビュー数となっています。
中国の大手ビデオ閲覧サイトPPSと愛奇藝のページ‐ビュー数が八億で、中国では今までで一番人気が高い韓国ドラマだそうです。


しかし、どうして『星から来たあなた』の人気はこんなに高いのでしょうか?

まずは、主人公のチョン・ジヒョンは『猟奇的な彼女』のお陰で、中華圏で知らない方がいないほど人気があります。
それに加え、このドラマは古代と現代でエーリアンと人気女性俳優が時空を越える不思議なラブストーリーという、新種のドラマです。
また、主人公は魅力的な性格を持っているのも人気な理由です。


その人気に伴い、『星から来たあなた』で使う用品はすぐに売り切れ、ドラマの撮影地のツアーコースも沢山発売されました。
それだけではなく、チョン・ジヒョンとキム・スヒョンが出演するCMの商品もすぐ売り切れ、彼らは中国で番組出演料も最高出演料を貰いました。

『星から来たあなた』ブームはまだ中華圏で続いています。
これらから考えると、昔と比べると有名な俳優を使っても、新しくない話は人気が出ず、独創的な話にすることが一番重要なポイントかもしれません。

(アジアクリック・台湾担当/チャニン)

マレーシアで突然の大停電?!その理由とは?

Selamat Petang! マレーシア担当のシャフィクです。

(内容の前にいきなり写真ですが、これはドバイでのキャンドルライトの様子)

先週、マレーシアの学校は一週間休みで、私の妹二人が実家に帰って来ました。
そこで、土曜日の夕方に久しぶりに家族と一緒にレストランへ食事に行きました。
レストランへ話をしながら食事をしていた途中、突然レストランの半分の電気が消えてしまいました!!

よく時計を見たら8時半でした。そう、その時間は「アースアワー」が始まりだったのです。


(首都KLにあるツインタワーの様子。
アースアワーの前に特別に緑色に染められ、8時半になったら、消灯)


聞いたことがある人もいると思いますが、2014年3月29日の8時半から9時半が今年の「アースアワー」とされ、世界の約150ヶ国の人々が同じ日に同じ時間に地球のために1時間ほど電気を消すというイベントです。

このイベントは毎年行われ、地球のため1時間だけの消灯で地球を守る大切さや、環境問題などを人々に意識させることを目的としています。
2014年に東京タワー、マレーシアのツインタワーやピラミッドなど、各地にあるランドマークまでアースアワーに参加しました。

「1時間の消灯だけで何も変わらない」、「照明のエネルギーの無駄」などのコメントは確かにありました。
しかしもっと大事なのは、「なぜ電気を消すのか」のような疑問を若い子たちに考えさせることです。
そうすることにより、子供たちはどんどん地球について興味が湧いてきます。


(東京タワーもアースアワーに参加。真っ暗です)


個人的には、マレーシアの若い子たちにもっとそのような教育がされてほしいです。
「電気を消そう」だけではなく、なぜそれが大事なのかもきちんと説明しなければいけません。

また、エネルギーだけではなく、汚れている川や水の無駄使いなどに意識を向けることも必要なのではないかと思っています。


(アジアクリック・マレーシア担当/シャフィク)

2014年4月9日水曜日

日本語を学びたい!そんなベトナム人の学校の決め方とは??

Xin chao!ベトナム担当の櫻井です。
さて突然ですが、皆さんはベトナム人の日本の留学生が、著しく増加しているのをご存知ですか?


財団法人日本語教育振興協会(日振協)が20213年11月、日本語学校(約400校)で学ぶ外国人留学生の在留資格を交付されたベトナム人留学生の人数を調査したところ、「1万1421人」で2012年の約4倍だったことが明らかになりました。

また、日振協や日本学生支援機構等がベトナムで日本留学フェアを実施し、ハノイで2100名・ホーチミンで2500名が訪れるほどベトナム人の日本語への関心が高まっています。
その為、ベトナム国内での日本語学校の設立にも力が入っているのです。

そこで今回は、ベトナム人が日本語学校を調べる方法をご紹介します!


まずベトナムでトップの検索サービスは「Google」なので、多くのベトナム人はGoogleで検索します。
主要な検索ワードは『trường học nhật ngữ(日本語学校)』、『場所』、『tầm cỡ(評判)』です。
ベトナム人は人の評価、いわゆる『口コミ』をとても気にするのでそこもきちんとチェックします。

また、Facebookページもあれば、その評価もチェック。くまなくチェックします。
場所、通う場所・時間、学費の条件が合い、評価の良い学校を見つけたら、多くの人は直接学校に電話をします。
よって、ホームページへの電話番号と地図の掲載は重要なポイントとなるのです!!
(ちなみにベトナムの企業のホームページの多くは、電話番号は赤の太文字になっています)


ホームページだけでは学校の様子はわからないので、Facebookやブログでの情報発信も重要なポイントです。
ベトナム人は兎に角『みんなで楽しく』行うことが好きなので、写真は大事な決め手となるでしょう。

やはりここでも、SNSは大事な情報源となりますね!ホームページに生徒の声などを載せると、より一層良いかも!?

(アジアクリック・ベトナム担当/櫻井)

台北を訪れる外国人観光客数が過去最高になった2013年。何に惹かれて来る?

你好(ニハオ)!台湾担当のチャニンです。
世界経済フォーラムが出刊した「2013年観光競争力報告書」で、台湾は144か国中33位に入りました。

台北市政府の調べによると、昨年の来訪外国人人数は640万人に達しまして、その前年2012年の500万人と比べると、28%伸びました。

また、台北を訪れた外国人観光客の消費総金額は1,924億元(日本円で約6,529億円)です。人数を国別で見ると、1位が中国で254万人、次が日本で133万人、それからは香港の89万人です。


台北で人気が高い場所は、夜市(夜市のなかでも特に人気なのは士林、饒河、寧夏の3か所)、台北101、故宮博物館、中正紀念堂と國父紀念館です。

このなかで、故宮博物館は日本と中国観光客に人気が一番高くて、香港来訪者は木柵動物園と北投(温泉があります)が好きな方が多いのだそうです。
対してアメリカやヨーロッパからの来訪者は台北101に行く方が多いようですね。

さらに、場所だけでなく「何をするか」も国によって、差異があります。
例えば、日本人観光客はマッサージが好きで、韓国人観光客はゴルフがやりたい、中国人観光客は有名な観光地へ行く傾向にあります。
 

さて、そんな外国人観光客は、台北のイメージをどう考えていますでしょうか?
それについても調査結果があって、中国人観光客は「台湾人の優しさが印象的」だと返事しまして、日本人観光客は「美味しい台湾料理」、香港からの観光客は「夜市」と答える方が多かったそうです。

好況時期で8~15日間の長いコースも人気はありますが、2008年世界金融危機後で、6日間以内の短い旅行コースの人気が高くなっています。
それが台湾観光が良くなっている理由かもしれません。


(アジアクリック・台湾担当/チャニン)

2014年4月4日金曜日

日本のラーメン屋が台湾で開店ブーム!その理由と勝機は?

 你好!台湾担当のチャニンです。

 2011年から、22軒以上の日本ラーメン屋は台湾で出店し、計40店舗 開店しました。この軒数は台北の全部のラーメン屋数の3分の1になります。特に地下鉄忠孝復興駅から範囲1km以内に19軒があるので、そこが台湾のラーメン激戦といえるでしょう。
 今回台湾出店のラーメン屋は日本で二十大ラーメン屋に置くラーメン屋が多さそうで、例えば、山頭火,長崎ちゃんぽん、一風堂も出店しました。

 では、なぜ日本大手ラーメン屋は一気に台湾に出店しているのでしょうか?



 まず考えられる理由は、東日本大震災後、日本企業は海外に出店をして,リスク分散を考えている企業が多くなっていることです。

 また中国は昔の歴史によって、日本には複雑な感情を持っているかもしれません。しかし台湾と中国は経済契約ECFAを結んでいて中国は台湾企業に税務減免があります。また台湾は中国市場への理解が高いです。
 だから、日本企業はまず台湾へ出店して,合弁経営者を見つけたら、中国へ出店します。日本ラーメン屋の売り上げは日本より、台湾のほうが高いそうです。例としては、山頭火台湾一号店は1日900人が来店した(!)という信じられない大人気記録を持っています。


 さて、こうした日本ラーメン屋が続々開店する激しい競争の中で、どうすれば勝つことができるのでしょうか?

 まずは、「オリジナル味を守る」こと。ラーメン屋の中心ターゲットは哈日族(ハーリーズー、日本の現代文化を好む台湾や中国の若者のこと)なので、日本の味と違うと興味が持てないようです。
(ちなみに、哈日族な若者以外の年代も食べますよ~!でもやっぱり客の6割以上が若い人です。)

 またある調査によると、日本のラーメン屋でお客さんは二十分ほどでラーメンを食べ切ってしまうとのことですが、台湾では40分ぐらいかかります。そう考えると、時間当たりの消費金額を伸ばす必要があるかもしれませんね。メインのラーメンだけでなく、デザート、サラダ、飲み物といったサイドメニューの充実度も重要になりそうです。


(アジアクリック・台湾担当/チャニン)

2014年4月2日水曜日

イスラム教のモスクから感じる、マレーシアの「多民族国家」

 Selamat Pagi! マレーシアのシャフィクです。
 マレーシア航空機MH370の事故に関して、乗客の家族へ心からお悔やみとお祈りを申し上げます。

 さて、私がこの特派員記事を書き始めて、あっという間に3か月経ちました。最初の記事で、マレーシアという国について基本的なことをいろいろお伝えしましたが、そのなかのひとつに「マレーシアは多民族の国」というものがありました。今日はイスラム今日のモスクから、それを感じていただければと思います!

 マレーシアは多民族のため様々な宗教があります。主にイスラム教(61%)、仏教(20%)とキリスト教(10%)で、宗教がたくさんあることによってマレーシアの文化も色とりどりになります。
 建物や礼拝堂はそのひとつ、マレーシアのいたるところでモスク、お寺、教会などが多く見られます。

 特にマレーシア人の半分以上のムスリムのモスクは、地方により外観の色や形が異なります。マレーシアは900年前インドから来た商人にイスラム教について紹介され、それ以来モスクの数はだんだん増えてきました。そして地方により文化と習慣が違うため、モスクの形も様々になりました。

(マラッカにあるマレーシアで1番古いモスク)

 まずマラッカを例にすると、昔に中国、インドネシア、インドなどから来た商人が多かったため、マラッカの文化には少しその影響が残っています。
 特に食べ物と建物、モスクのデザインにもある程度お寺の形をして立てられています。我々が知っている通常のモスクの屋根は丸いドーム形をしていますが、マラッカではほとんどのモスクはその形の屋根ではありません。

(ペナンにあるカピタン・クリン・モスク)

 それに対してペナンにあるもモスクを見ると、インドやパキスタンにあるモスクの形に似ています。
 それはペナンにインド系のイスラム教徒が多いからです。マラッカのモスクのデザインと違い、屋根が丸く、暗めの色のドームが多いですね。

(有名なシャーアラムモスク。クアラルンプールから1時間ぐらいの場所ある)
上の写真のように、都市のクアラルンプールやプトラジャヤにあるモスクは周りの建物と良く似合うように、大きな丸いドームと派手な色を使っています。KLCCモスクやシャーアラムモスクど、きれいなデザインで目立つため、土地のシンボルとして旅行者にも有名です。

 私もモスク旅行が好きで、建物を楽しみながらお祈りをやることにより心を落ち着けることができます。しかし悲しいことは、モスクがきれいでも、お祈りに来る人が少ないとちょっとさびしく感じてしまうこと。個人的にはモスクの外観だけではなく、なかみのほうも努力するべきではないかなあと思っています。

(アジアクリック・マレーシア担当/シャフィク)








イスラム系インドネシア人が訪日していない、ハラル以外の理由とは?!

Selamat pagi! インドネシア担当のルキです。
実は、インドネシア人の殆どが、日本に行きたくても遠慮していることをご存知ですか?

現状)インドネシア人観光客の9割が、インドネシア人華人という事実。

訪日の9割がインドネシア華人です、理由としてはなぜなら裕福な人が多く、イスラム教でないため旅行中の制限を殆ど受けないからです。華人はインドネシア人口の3〜4%ほどと言われ、残りの2億4000万人ほどがこれからの訪日観光のターゲットとなります。




課題)イスラム教徒は食事への心配、浄めの心配が訪日を疎遠にさせている

なぜ、イスラム系はまだ日本に観光に来てないのでしょうか?
ハラルやお祈りなどが心配なため、まだ日本に来ているプリブミは少ないです。
豚肉を食べてしまうかも、選べる食べ物も少なそう、インドネシア人ムスリムにとってはお祈りはどこでも出来るが、Wudhu(お祈りの前の体を水で清める)が問題です。壁に擦ったり簡易的なWudhuも認められていますが、気持ち的には受け入れられる人は少なく、水で清めたい。



また、タイやシンガポールは日本に比べてビザを取る必要がなく、またホテルも日本は高いイメージ。日本食もシンガポールにいけばほとんど同じものが食べられる感覚です。シンガポールはモスクもたくさんある。


解決)新宿や渋谷など、有名な観光地に簡易モスクがあれば全て解決



モスクと言っても簡易な部屋があって、Wudhuができる「モスク機能」私達イスラム系インドネシア人も安心して東京観光ができます。モスクの周りには、ハラル料理店も集まり、情報も集まるのでそれだけでイスラム教徒の観光地となり得るでしょう。

ぜひ自治体や商店街が空いている部屋を開放してくれたりすることから、検討していただければと思います。

(アジアクリック・ムスリム担当/ルキ)



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