本日はそんな熱帯の東南アジアにある小国の巨人、シンガポールからの訪日誘致についてのポイントを2点お伝えします。
(写真は都会な2018年1月のシンガポール、彼らが訪日に求めるのは生っぽい本物の体験)
①個人旅行FIT比率が9割以上
シンガポール人観光客のペルソナとして、英語中国語がほぼネイティブで、大学院卒。ITで言ったら日本韓国以上なわけです。
となると、インターネットからの情報収集はおてのもの。自身での旅行計画もお手の物。本当の情報と広告も見分ける能力が備わっております。
ですので、単純にシンガポール人には「ここにしかない観光スポット、ここでしかできない体験」をインターネット上で伝えましょう。Facebookでもいいし、英語のホームページ+グーグル広告でも良いです。彼らは情報を見つけ構築する能力がありますので、あなたの観光地をシンガポール人の選択肢の1つとして、情報提供をし続けましょう。 ※ちなみに中国語はいらないです、英語でオーケー。
②1割の団体ツアーをどう攻めるか?
GITをどう誘客し、どうツアー造成するかがシンガポール訪日市場では難しいです。
ダイナシティなど大手旅行社でも、FITパッケージを揃えて来ています。シンガポールではもう団体客だけでは売り上げがたてられなくなっているのです。
ではどうするか。東京や大阪と組み合わせられる1〜2泊程度のカセットプランを提供しましょう。
1割しかいない、団体ツアーを申し込むシンガポール人観光客はどんな人たちでしょうか? きっと家族数世代であったりお父さんお母さんと一緒に楽に日本の旅の思い出を得たい30代の子連れ夫婦であったりします。つまりキーワードは楽で楽しい、移動が楽で思い出の写真がたくさんとれる旅程なわけですね。 旅行会社または担当者によって好みは異なりますが、現実的に組み込みしやすいインアウトの旅程、また最後の一押しとして助成金もある程度有効です。
シンガポール人人口は300人ちょっと。そのうち30万人以上が毎年訪日しています。これは隣国台湾や香港に次ぐ規模ですね。だからこそリピータである彼らに深くより日本的な(便利でなくとも)観光情報を生っぽく伝え続けることが大切なのです。
アジアクリック 高橋学
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