2013年2月12日火曜日

インドネシアの5大ECサイト事情、何とあの巨大SNSも参戦中!


昨今、日本企業の進出先としてますます注目を集めるインドネシア。ネット普及率も20%と低いが、2億5000万人と世界4位の人口とFacebookユーザーを抱る。楽天インドネシアなどECサイトも代金引換で市場が大きくなっている。

今日はインドネシアの主要ECサイトを紹介したい。

1. Kaskus


インドネシア最大の掲示板・フォーラムである「カスクス」。毎月3000万弱のUU、約10億のPV、月商75億ルピアに上る。(1円は約120ルピア)。KasPayという独自の決済システムを搭載しECサイトとして成功した。
Alexa Ranking: 361位。インドネシア第2位の巨大サイト。

2. TokoBagus


TokoBagus is another C2C marketplace which is which is confidently rising to the top in Indonesia. Users can post their ads for free there. The company itself is quite aggressive in placing their video ads everywhere.

トコバグスは、C2CのマーケットプレイスでトップのECサイト。ユーザーが商品広告を自由に貼ることが出来、トコバグス自体の広告も多く目にすることができる。
特にユーザーにとって扱いやすく、2012年Goolgeで最も検索されたサイトだ。
tokobagus
Alexa Ranking: 世界891位。 インドネシア国内では15位のWEBサイト。

3. Berniaga


C2CのECサイト「ブルニアガ」。日に15,000の商品が掲載されていると言われている。
Singapore Press HoldingとノルウェーのSchibsted Classified Mediaが運営している。
berniaga
Alexa Ranking: 世界1728位のWEBサイト。インドネシア国内では22位。

上位3位ではTokoBagusが最も宣伝に力を入れており、Berniagaが最も露出が少ない。
ユーザビリティではKasukusがもっとも使いにくく、アップデートを行って来るだろう。
Kasukusは、その圧倒的な掲示板での情報量をどうECサイト機能とシームレスに結びつけていくかが鍵だ。

4. Multiply


「マルチプレイ」は中国のタオバオに似てユーザーが自身のショップを作る。また支払い方法も銀行振込みやクレジットカード、また宅配無料などのプロモーションも行なっている。2013年からのマルチプレイは、ブログ機能を閉鎖しこのようなECサイトへの変貌を遂げている。
multiply indonesia
Alexa Ranking: 世界705位。インドネシア国内では47位。

5. Bhinneka


5位の「ビンヌカ」は、電化製品を売るB2Cとしてインドネシアで最大のECサイト。1999年から運営しており、最近Bursa BhinnekaというC2Cサイトも開始した。
ユーザーは商品を代引きやクレジットカードで購入可能で、ジャカルタ市内なら宅配非無料。
bhinneka
Alexa Ranking: 世界3978位のWEBサイト。インドネシア国内では54位。

6. Facebook


「あれ、FacebookはECサイトじゃないのでは?」と思った方もいるだろう。
しかし、インドネシアでは実際Facebook上で売り買いがなされている。決済大手ベリトランスの調査によると、Kaskusと同様にインドネシアで最も購買されているECとなっている。

インドネシアは世界4位、4700万人ユーザーを抱えるFacebook大国。ショッピングカート化も複数の企業から提供されている。これはシンガポールやマレーシアと同じ状況だ。
facebook
Alexa Ranking: 世界2位、インドネシア国内でも2位。

その他の注目すべきECサイトとしては現地のMNCメディアグループと楽天の「Rakuten Belanja Indonesia」、そしてBjarumとBCAが手を組んだ「BliBli」がある。
rakuten belanja online
blibli
国土が東西に大きいインドネシアも、インフラが整ってきた。
代引きを中心とした決済システムに加えクレジットカードや銀行振込み、そして宅配無料や慢性渋滞のためのバイク配達など。
ファッションやギフト、赤ちゃん用品など専門店のECサイトも増えてきた。

中国ECに代表されるように、インドネシアECもまずはFacebookなどソーシャルメディアで消費者を知りつつ商品への反応を確かめ、トライアンドエラーをして地道に現地化、自社内にノウハウを貯めていくことが未来への成功へと繋がることは間違いない。
(出典:TechAsia "9 Popular E-Commerce Sites in Indonesia" by Enricko Lukman



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