2013年11月27日水曜日

家族とFacebookがキーポイント?! ベトナム人の特徴



こんにちは!アジアクリック・ベトナム担当の櫻井です。 今回は、『ベトナム人消費者の特徴と日本人との違い』について紹介します。 ベトナム人のほとんどは、家族と過ごす時間をとても大切にします。 日本人の多くは、飲み会があると帰りが遅くなってしまうことがほとんどではないでしょうか?? しかし、ベトナム人は家族と過ごすからと「10時までだったら」と言ったり、もしくはその場に家族も呼んで、必ず家族と過ごそうとするのです。 (社員旅行にも、家族を連れて行くほどなんです!!!) そんな彼らは、旅行・食事に行く際に判断の基準にするのは「家族でいくらするのか」ということです。 なので、食事も安く沢山食べることができるバイキング形式のもの、旅行は家族全員で一つのところに泊ることのできるコテージの様なところを好む傾向があります。 日本人とは違い、カップルで二人きりで出かけたりなど少人数で出かけることはめったにありません。 ベトナム人は結婚していない限り、家族ではない男女が同じ部屋に泊まることが法律上禁じられていることも影響しているのかもしれません。 また、どこが安いのか、味が良いのかなど、旅行、食事、服や化粧品の情報収集の元となるのは『Facebook』なのです!! 会社のFacebookページを開き、コメントやいいね!の数を見て検討します。 これはベトナムあるあるなのですが、ツアーに参加したら最初に伝えられたものとは内容が違ったり、服の生地がとても薄かったりと、企業からの情報はあまり信用できないことが多いのです。 その為、ベトナムの多くの企業はFacebookを利用しています。 ベトナムでビジネスをするなら、まずはFacebook!!といっても過言ではないでしょう。 Facebookを充実させれば、一度に多くの利用者を獲得できますね!!

ミャンマー人の特徴10 ~ 「皆いい人」という思い込みに落とし穴!




ミャンマー(ビルマ)には半数以上を占めるビルマ人を始め、135以上の民族が暮らしています。
大阪人にもおとなしい方がいるように、実際は個人により千差万別ですが、主なミャンマー人の特徴として次が挙げられます。

1,敬虔な仏教徒である
 ~これがミャンマーの安全を生んでいます。1992年頃軍事政権が最も強かった時代、頻繁に学校が閉鎖されたため、学生たちはお寺で勉強をしました。今も学校に行くお金がない人はこの寺子屋(バカチャン・ポンジーチャウン)に行きます。
  街、村と仏教寺との関わりは大きいです。

2,温和で周囲に配慮をする
 ~規則やルールを守り、相手を立てて円滑に物事を勧めようとする国民性が有ります。シャイですね。

3,英語が得意で、日本語の習得スピードも早い
 ~ヤンゴンではかなり英語が通じます。
  小学校1年生から英語学習が始まります。
  また、文法が似ている日本語は人気で、ヤンゴン市内にも100を超える日本語学校が有ります。

4,手先が器用で、細かな作業が比較的得意
 ~ミャンマーで暮らすと、書類の多さに驚かされるといいます。ミャンマーでは外国人も銀行口座を開くことができますので、時間があれば銀行に行ってミャンマー人の事務作業を見てみましょう。実に多岐にわたる細かい記入欄を忍耐強く複写していきます。

5,親日国
 ~アウンサンスーチー女史の父、アウンサン将軍は日本の支援を受け、ミャンマーをまとめ、イギリス統治から脱した英雄。ヤンゴンでも日本人だとわかると歓迎の雰囲気になります。

6,識字率90%以上
 ~教育法が1974年から施行され、基礎教育は5-4-2の11年で統一試験により、どのレベルの大学を選べるか決まります。ヤンゴンを歩いていても新聞を読んでいる市民を多く見かけることでしょう。

7,まとまるのが苦手
 ~個人としては穏やかなミャンマー人も、チームとなってまとまるのが苦手と言われています。逆に、まとまらないからこそ学校などでのいじめがないのだとよく言われます。

8,おしゃべり大好き
 ~男女関わらず、集まっておしゃべり大好きです、
  読むのも書くのも話すのも大好きな民族でしょう。ミャンマー人の楽しみは「eat out, singin, and chatting」(食べて歌っておしゃべりして)と言われます。

9,オープンマインド
 ~外国人もウェルカムな気質があります。よく人を紹介もしてくれるし、招待もしてくれます。Facebookでも自分の居場所を知らせるためよくチェックインをしたり、自分撮りをして投稿します。
市場としても外国資本が入りやすい環境にあるといえるでしょう。

10.「ミャンマー人は皆いい人」という思い込みに注意
 ~ヤンゴンはアジアにしてはびっくりするほど安全で、よく大金を街中で開いていたり、財布を忘れても戻ってきたり、モラルが高い国ですが、それでも大金が絡むビジネスとなると別です。逆にどの国でも悪い人はいるもので、日本人などのその好意を突いてきます。

市場開放、経済成長がどんどん広がる環境のミャンマー。

カントリーリスクとしては
・仏教とイスラムの衝突
・軍事政権というよりはアメリカの制裁措置
・極端な不動産の値上がり、バブル
・政府の頻繁な方針変更
・賄賂
・中国と韓国企業との戦い
・2006年に起きたような巨大台風(サイクロン)、多少の地震の可能性
といったところでしょうか。

軟禁が続いたヤンゴンのアウンサンスーチー女史自宅。
父、アウンサン将軍の写真が掲げてあるのが分かる


ミャンマーだけではないですがしっかりした弁護士が石橋を渡るように契約と記録を残していけばその分リスクも減らせます。

ヤンゴンへは成田からANAで直行便が出ています(往復8万円程度)。ホテルも1泊4,000円~あります。
またバンコクからAirAsiaで片道6,000円程度。

まずはご自分の目でミャンマーの政治・経済・法律・習慣・民族問題など様々な角度から現地で確かめてはいかがでしょうか。
(アジアクリック/高橋学 協力/ヤンゴン・後藤修身氏)

2013年11月26日火曜日

ミャンマーのソーシャルメディア事情 〜 LINE使えず、Facebookの一人勝ち!

民主化が進み経済が目に見えて急拡大するミャンマー(ビルマ)。
前回の現地携帯電話事情に続き、今日は現地ソーシャルメディア事情についてお伝えする。

東京、シンガポールを抜いてオフィス賃料アジア一のヤンゴン。平米単価1万円
Sakura Tower の平米単価が100ドルです。東京より高いですね。

ビルマ語が使えるのは、サムスンだけ!
サムスンが比較的簡単にビルマ語フォントをインストールできます。他も機種でもRoot化や脱獄によりインストール可能です。普通は携帯販売店でビルマ語化のサービスしてくれます。最近はHTCやインドのメーカーなどでAndroidをカスタマイズして、OSの表示をビルマ語化した機種も出始めている。

◎Facebook  〜スマホ所持者はほぼFacebookに登録済
スマホ所持者の多くがFacebookに登録済
△ツイッター 〜 Facebookで間に合っているので特に流行っていない
△LINE   〜 あまり知られていない。電話番号が登録してもメッセージが届かない 
LINEのインストールをやってみました。Google Play の公式サイトではダウンロード不可だったので、One Mobile Marcket という非公式サイトよりダウンロードしました。登録時、SMSによる承認番号は届かなかったですが、Facebookのアカウントでアカウント登録ができました。

△Viber     〜 特殊な方法を使えば、電話番号が認識がされる。
こちらもインストールしてみました。Lineと同じくGoogle Play ではダウンロード不可だったので、One Mobile Marcket よりダウンロードしました。登録時、SMSによる承認番号は届かなかったので、音声による番号案内サービスを使うことでアカウント登録ができました。
△WeChat  〜 あまり知られていない。中華系アプリのため。




Facebookが圧倒的なミャンマーでは、ビルマ語非対応者のため画像でビルマ語を多用する。

ここ1,2年携帯電話の普及が進み、友達や家族とやりとりするために、ほとんどの携帯ユーザーはFacebookを使っている。
また、主な企業やメディアもFacebookページを開設しており、ラジオでも「Facebookページを見てね」とコマーシャルが流れている。
メディアも、メインの5新聞誌が紙になる前にニュースがFacebookに出るほど。
なぜならミャンマーでは民主化のお陰で、ここ最近で80ものタブロイド版ジャーナル誌が出版されており、先進国のように紙が先、ネットが後という順序を選んでないからだ。


▼仏教国ミャンマーは、シェアが行動のベースにある

主にスマートフォンを使ってFacebookを行うが、iPhoneはビルマ語に非対応のため、サムスンギャラクシーが人気。更に写真や画像をブルートゥースで直接やり取りできるのはAndoroid同士の強み。また、その他の機種でもビルマ語に対応していないことが多いため、写真投稿としてビルマ語で伝えることも多い。これら通信事情を鑑みて、Facebookページ運営をする必要がある。

ミャンマー人の特徴が「チェックイン」。レストランやモールや家などに移動する度にFacebookで画像・文章なしのチェックインで自己アピールするのがミャンマー人流。
しかし、色々な所に行くオフィスワーカー中心で、学生はチェックインしない。
今後、チェックインキャンペーンなどがミャンマー人ホワイトカラーには有効だろう。
チェックインなど、シェアの概念がソーシャルメディア上だけでなく強いのは仏教国だからだろうか。

チェックインがひとつのコミュニケーション

日本より少し後、2011年からFacebookを使い始めたミャンマー。しかしほとんどのスマホユーザーが使っており、その情報交換は日本のように炎上やプライバシーをまだ恐れていない。経済が急拡大するミャンマー進出に、Facebookページ開設・運営は必須であるといえるだろう。
(アジアクリック/高橋学、協力/後藤修身氏)

【アジア勉強会を開催】
12/12(木)に、ASEAN5カ国市場セミナーを東京日本橋にて開催します。
http://kokucheese.com/event/index/131095/

ホストはSNSやiPhoneの多くの著作を持つ徳本昌大氏。東南アジア5マーケットを一気に学ぶチャンスです!

お問合せは:電話 03-6205-5619  メール info@asiaclick.jp まで。

2013年11月25日月曜日

ミャンマーの特殊な携帯電話事情、サムスン一人勝ちの理由はビルマ語にあり!?

今日は民主化が進み経済が目に見えて急拡大するミャンマー(ビルマ)最大の商業都市ヤンゴンから現地携帯電話事情と、現地ソーシャルメディア事情についてを2回に渡ってお伝えする。

ミャンマー最大の商業都市ヤンゴンは人口650万人。
イギリス統治下のゴシック建築群が今なお残る

▼ミャンマーの携帯電話事情、サムスン一人勝ちの理由はビルマ語にあり!? 1分で0.2円消費、画像の送受信は厳しめ。

ミャンマーは多くの企業が進出しており目に見えてインフラが整備されてきているが、まだまだ通信インフラは強いとはいえない。

携帯電話の普及率は10%程度と言われており、最近は、1万円以下はHuaweiが強い。1万円以上だとSamsungが強い。iPhoneは7~8万円程度。でも、iPhoneを持っている人が意外と多い。

現在、SIMカードは2〜4万円程度と高額で、プラス5,000チャット・10,000チャットの通信カードを購入し通話やインターネットが出来る仕組み。インターネットに接続すると、1分あたりGSMが2チャットでCDM, WCDMAが4チャットずつ消費されていく。気をつけなければいけない点は、ほっておいてもインターネットに接続している間は2チャットを消費されていく点だ。よってネットを使わない時は接続をオフにしておく必要があるが、動画や大きな画像(改選の関係で実質表示されないが)を使わなければ数日間の使用には10,000チャット(1,000円)のプリペイドカードで十分だろう。
それでも30KB/s程度。WCDMAだと、500Kbps程度の速度が可能。と低速度ではあるが画像の送受信をしないFacebookやチャット程度なら十分用を足す程度のスピードがある。午前中なら、携帯を使ったテザリングも実用に耐える。
しかし、ATMなど通信機器にも言えることだが、比較的繋がりの良い午前中をのぞいて、午後〜夜間まで断続的にネットの切断が発生し、停電とともにインフラはまだまだ脆弱だ。

昨今、1,500チャット(150円)でSIMカードを販売する動きが始まった。しかしこれにミャンマー市民が殺到、抽選で当たったものから役所で配布される形となっている。また、ミャンマー政府はノルウェーなどの企業に通信インフラの改善を促す委託を実施。今後3年程度で劇的な携帯電話(数千円のスマートフォン〜ギャラクシー、iPhone)の普及が予想されている。


▼ビルマ語に対応していないiPhone、対応可能なサムスン・ギャラクシー

ミャンマー語の説明ガイド。Googleとサムスンの力はヤンゴンでも絶大だ

Android OSもiOSもミャンマー語がサポートされていないため、そのままだと入力も見ることもできない。Samsungは、OSにフォント追加が可能で、ミャンマー語フォントを簡単に入れることができる。その他のメーカーのAndroidはRoot化、iPhoneは脱獄が必要。ただし、アプリでミャンマー語用ブラウザなどがあるので、それを使うとそのアプリ内ではミャンマー語が可能となる。Root化、脱獄、アプリインストール、フォントインストールなどは、携帯ショップでサービスしてくれる。

Google Playでは、ViberやLineなどはミャンマーはサービス対象外の国になっていて、インストール不可。One Mobile
Market などの非公式サイトなどを利用するか特殊な方法でインストールする必要がある。

■iTuneストアだと、ViberもLineもインストール可能。Viberはある程度のユーザーがいるようだ。Lineはほとんどいない。

■Google Playは今年の4月頃からミャンマーでも利用可能になった。ただし、無料アプリのみ。iTuneストアは、去年の4月頃から有料アプリも含め全て利用可能。ただし、国としてミャンマーは公式サポートされていないのでミャンマーのアカウントは作れない。他の国(アメリカや日本やタイなど)のiTuneカードを使ってアカウントを作成する必要がある。

またFacebook投稿など、ビルマ語フォントに対応していない携帯のために、ビルマ語文章を画像にして投稿する習慣もある。

次回は、ミャンマーのソーシャルメディア事情を紹介する。
(アジアクリック/高橋学、協力/後藤修身氏)

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12/12(木)に、ASEAN5カ国市場セミナーを東京日本橋にて開催します。
http://kokucheese.com/event/index/131095/

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2013年11月23日土曜日

タイ人観光客には「早い・簡単・快適」がキーワード

サワディーカップ! タイ特派員のワースです。
日本には多くのタイ人観光客が来ているようですが、
実はまだ津波から回復したと知らないタイ人も多いです。

タイ人観光客が旅立つ、スワンナプーム国際空港

タイ人は一般的にアメリカ(NY)、ヨーロッパ(LONDON Paris)、韓国か日本の順で海外旅行します。

私は日本なら、東京より綺麗な東北には行ってみたい。桜も好きですが、紅葉の方が好きです。夏祭りが有名だが、いつどこでやるのか私達は分かりません。
他には鎌倉・京都など、古の日本を行ってみたいですね。

タイ人が日本で知っているのは、北海道、東京、京都、大阪、奈良 まで。
沖縄は食べ物(果物)と暑い島でタイと同じように感じられ、東南アジアと同様あまり興味を持てません。

Facebookの広告を見て、サイトで確認して、旅行会社へ電話します。
また、口コミや評価を掲示板Pantipで確認します。

その全てにおいてサバーイ(快適)が国民性のタイ人は「快適、早い、簡単」の観点で選択をします。

タイ人観光客をサバーイにさせる方法を、これからもお伝えしますね。
(アジアクリック・タイ特派員/ワース)

2013年11月21日木曜日

WeChatはボイコット!では日本のLINEの実力は? 〜 ベトナム・ホーチミンのチャットアプリ事情

前回までで、ベトナムのスマートフォン事情、ソーシャルメディア事情について紹介した。今回は、よりベトナム消費者に身近な、2つのチャットアプリを紹介する。

ベトナムと中国は領土問題のため、対中国韓国感情が悪化しており、人民の間でもチャットソフト中国WeChatがボイコットされており、また韓国カカオトークもシェアがほとんどない。ベトナムでも、国際関係が市民の商品利用に大きな影響を与えている。


▼チャットは戦国時代、WeChatとLINEは苦戦

以前はスカイプが人気だったベトナムも、今はIDを入力する必要がなく楽でユーザーインターフェースの良い無料電話Viberがベトナムでは人気が高い。
ベトナムは親日国ではあるが、Viber以外にも次に紹介する強力なチャットアプリがあることから、LINEもそれほど普及していない状況だ。



ベトナムで特に人気のチャットアプリは2つある。

Whatsapp 〜 電話番号だけで設定が終わる、アジア中で広く使われている老舗のチャットアプリ。SNS機能はないが軽くておしゃべりに集中できるのが特徴。既読も分かる。

バイク上でのスマホは、奪われるのでやめたほうが良い

Zalo 〜 ベトナム独自のSNS付きのチャットアプリ、Facebookにそっくりでベトナム語のFacebookをしているよう。Facebookにない機能として、WeChatにあるような周りにいる人を探せる機能も搭載。



両方とも無料でダウンロード出来、Whatsappを使っている友人がすぐ分かり、ZaloもFacebookアカウントでログインが可能。ユーザーインターフェースも非常に優秀で(というよりほぼFacebookと同じ)ストレスなく友人を増やし、日ごろの情報交換ができるようになっている。


▼ますます存在感を増す、アジアでのソーシャルメディア活用

ベトナムでも新聞やテレビなど、オールドメディアの影響力と接触時間がソーシャルメディアによって激減している。
インドネシアで広く使われているBlackberry Messanger PINリスト、中国における微信が企業の営業に使われるように、これらベトナム地場のソーシャルメディアを通して、ベトナム消費者を知り、コミュニケーションし、消費者とお互い知りあいながらブランディングを進めていくべきだろう。
(アジアクリック/高橋学)

2013年11月20日水曜日

ベトナムのソーシャルメディア事情 〜Facebookコマースが盛んでARも!?

前回、ベトナムのスマートフォン・インターネット事情をお伝えした。
彼らがやっているのは、ズバリ「ソーシャルメディア」と「チャット」だ。


▼ベトナム・ホーチミンのソーシャルメディア事情

ベトナム人は、タイのように文字が苦手、インドネシアのようにお喋り好きと極端なわけでなく、写真と文字両方をうまく使うプロモーションが基本となる。
前出のネット使い放題の環境がこれに輪をかける。

1文字に多くの発音が存在するベトナム語

ベトナムのFacebook人口は1,740万人で日本の2000万人に近く、全人口の19.4%がFacebookを使っている。

企業のFacebook活用も積極的で、ユニリバーやサムスンなど国際企業だけでなく、個人までFacebookコマースが盛んなのも特徴的。
女性向けの衣服、アクセサリーや靴バッグを中心に、1500〜2000円が売れ筋だ。その理由は支払い方法が未だ銀行振込みか、代引きが殆どのためにあるが、これらFacebookコマースには消費者は信用(するように)しているという。

Facebookで商品の売り買いが盛んなベトナム。

ベトナムはツイッターは殆ど使われておらず、友達家族との連絡から写真の共有、イベントの告知、企業団体のPRまで全てFacebookを通じて行われる。
写真SNSであるPinterestやInstergramも人気があるが、投稿の連携ができるためFacebookあってこその両者という形だ。


▼Facebookのビジネス活用で日本の先をいくベトナム、AR技術も活用

実は2008年からベトナムではFacebookが使われており、当時Facebookが禁止されていたため多くの市民はVPNを通してFacebookに接続していた。日本でFacebookという言葉がよく聞かれるようになった2011年、既にベトナムに進出する企業はFacebookを企業の宣伝方法として利用するようになり、Facebookアプリキャンペーンを中心とした多くの成功事例・失敗事例が生まれている。


例えば、日本企業が関わった例として炭酸飲料マウンテン・デューのプロモーションで、AR(仮想現実、スマートフォンをのぞくと立体物が見える)技術を活用した蝶取りゲームなどがある。これは以前日本でも一時期都内で流行したiPhoneアプリだ。
ベトナムの商都・ホーチミンでは、ARとスマートフォン、Facebookを組み合わせたブランドプロモーションは他にも有力雑誌などで行われている。


スマートフォンによるソーシャルメディアを中心とした新技術による新しいコミュニケーションは、既にアジア市場を席巻しているのだ。

次回は、ベトナムのチャット事情を紹介する。
(アジアクリック/高橋学)

2013年11月19日火曜日

ベトナムのスマートフォン事情 〜 月1,000円で使い放題!?

フランスの影響が色濃く残る街、ホーチミンのシティホール

ベトナム戦争の傷跡が今も影響する中、日本企業が1,000社進出し、年5%以上の高い成長率で実質GDPも順調に伸びるベトナム経済。
今回は、私達日本人にも人気の観光地の一つ、ホーチミンから現地のスマートフォン・ソーシャルメディア事情をお伝いしたい。


▼ベトナム・ホーチミンのスマートフォン事情

スマートフォンiPhoneとSumsunが半分ずつだが、平均月収5万円程度のベトナムにおいてはまだフューチャーフォンが多いものの、中国・地元ベトナム製の数千円のアンドロイドスマホだけでなく、最近ではサムスンも低価格スマートフォン市場に参入。現在のスマートフォン普及率は40%を超える。

Chinese investors charge into Vietnam smartphone market


しかも、驚くべきことに最大でも月額10USD(約1,000円)で使い放題で、写真・動画も見放題。 筆者もベトナムではインターネット閲覧に殆ど不満はなかった。Youtubeもスムースだ。
 ベトナムの平均年齢は28.7才。日本は41才。ベトナムは若く、今からリッチコンテンツに慣れているため、将来のベトナムは日本以上によりデジタルなコミュニケーションが重要になってくると予想される。具体的には場所・未来と過去のスケジュールと連動した新しい団体行動コミュニケーションだ。

ベトナム人は、カフェによく行く習慣がある。甘いベトナムコーヒーに更に砂糖を入れてしまった甘い経験のある方もいらっしゃるだろう。街中のCoffee beanやスターバックスなどはパスワードをもらえFree Wifiが使える。おそらく、日本より先に戸外でWifiとアクセスフリーになり、ソーシャルメディア上の情報、口コミが消費者の行動を変えていくのだろう。
フリーWiFiのあるベトナムのコーヒーショップ

その点で、ベトナムを始めとしたソーシャルメディア先進国のASEAN諸国市場からは目が離せない。
では今、そんな彼らがスマホでやっているのはなにか。
それはチャットとSNS。

次回は、ベトナムのソーシャルメディア事情をお伝いします。
(アジアクリック/高橋学)

2013年11月18日月曜日

長蛇の列がないホーチミン。その理由は?

こんにちは!アジアクリック・ベトナム担当の桜井です。 私は2013年3月~9月まで、ホーチミンに在住していました。 今回はベトナムと日本の市場の違いについて紹介します。 ベトナム人と食事する際にいつも不思議に思っていたことがあります。 それは「長蛇の列がない」ということです。 どんなに人が多くても、人気なお店でも、ベトナム人が経営しているお店で席に座までに待たされたことは一度もないと言っていいほどです。 つまり、ベトナムでは飲食店でも、大企業でも「スピード」が求められるのです。 ご飯も本当に焼いているのかと不安になるほど、出てくるのが早いです(以前は炒め物の玉ねぎが、生のままでした…)。 大多数のベトナム人は「待つのなら他のところへ行く」という考えだそうで、兎に角せっかちです。 お昼寝は必ずと言って良いほどする彼らですが、やるときはやります。 私達も、これら国によって異なる人の習慣を学んでいきたいものですね。
さあ、東南アジアビジネスをはじめよう!成功のカギはソーシャルメディアの使い方にあり
拙著がAmazon・楽天koboなどで発売になりました。
 http://amzn.to/17VXzlL
 アジア市場を知りたい方・観光インバウンド業の方・WEB業界の方にお勧めです。
 


タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・中国
アジアからの観光インバウンド、各国WEB開設・運営、
ASEAN各国テストマーケティング・アンケートは
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株式会社アジアクリック
東京都新宿区新宿6-27-1 LG新宿318
TEL  03-6205-5619
Mail  
info@asiaclick.jp
Web  www.asiaclick.jp
Facebook  https://www.facebook.com/asiaclick.jp
(アジア各国の特派員による、現地からの生情報)
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アジアから、日本人の尊厳を学ぶ


いつもアジアの都市を訪れるたびに強く思うことがある。
「生きなきゃ」 。

アジアに来るといつもはっとさせられる。
生活のために、皆必死だ。

では、自身はどうか?




▼数千円のために身を売るアジアの貧困層

欧米人や私たち日本人などからお金をえようと40歳50歳60歳70歳になっても自分をへりくだって観光客の足となるバイクタクシーのおじさんやポーター達。
地元のホーカーズなどの飲食店に行けば16歳から18歳の少年少女たちが雇い主にこき使われながら一生懸命働いている。彼らの収入は月3万円から5万円程度だ。
これを潔しとしないもの、より多くのお金をようと決意したものはマッサージや風俗の道を選ぶ。実際未成年の女の子達が風俗で1ヵ月20万円から30万以上の収入をいている。インドネシアやベトナムマレーシア、タイなどでは1回1,000円から3,000円で身を切り売りしている。

市場などの外にある飲食店で1皿300円から600円のご飯を食べていると、
タイバンコクでは数千円する木工細工を小学生くらいの男の子が営業し、
シンガポールでは3〜60代の女性から数百円のティッシュを、
ホーチミンでは1才にもならない赤ちゃんを抱えた女性がピンクの扇子を売り、
インドネシアジャカルタではギター弾きの青年たちがお金を恵んでくれとギターを弾き鳴らし、
マレーシアクアラルンプールでは少年がバラの花束を売りに来る。



市場に行けば、露天も1個50円から300円の商品を一生懸命少しでも高めで売ろうと頑張る。
アジアの国の繁華街はどこでも呼び込みと顧客獲得に必死だ。
そのためには多く稼げるときには、騙しに近いことすらやる。

私個人的には、騙されると悔しいが、ここは外国で彼らの都知事に止めてもらっているのだから、また彼らの市場を通してお金を稼がせてもらっているのだから、多少地元の人間より多く払うのはある意味当然だと思っている。


▼アジアにとって、日本人という存在

彼ら東南アジアの貧困層の姿を見るたび、自身を繰り返させられる。
日本人として生まれてきただけで、世界のお金持ち上位の1パーセントに入ると言う。
パスポートだって世界有数の強さで、ビザが必要なのはインドと中国と北朝鮮くらいだ。
私たちは恵まれすぎていて、そのことを忘れた上で悩みがあるのだ。

アジアにいると白人が未だ強い存在感を示している。今まで支配されてきた歴史と、彼らの経済力から未だにアジアは欧米諸国に劣っていると言う認識がどのアジア諸国にもある。
日本はアジアで最も尊敬されている民族である。同じアジアの国、肌に色が付いている民族でありながらロシアを破り中国を破りそしてアメリカと戦い、 マレー半島からイギリスと中国共産党を追い払い、シンガポールからイギリスを追い払い、インドネシアからオランダを追い払い、民族自決の大原理に基づいて、アジアの極東の小さな島国でも欧米の大国達と堂々渡り合えるのだと言う希望をアジア中に示したのである。


▼アジアにおける日本人の美徳

私が日本人だからかもしれないが、同じく東南アジアで幅をきかせている中韓とは全く違う立ち位置に、日本人を置いていただいていることに有難く思う。
タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・ベトナムなど東南アジアの人々にとって日本人は経済力も教養もあるにもかかわらず、
・礼儀正しく
・他人を見下げることなく
・ありがとうと感謝を表し
・嘘をつかない

ことをとても褒めてくれる。
このような美徳のある民族が他にあるだろうか?
もちろん個々人は数え切れないほどいるかもしれないが、大きなグループとしては他にイスラム教徒くらいしか私の狭い経験の中では思いつかない。


▼アジア人から言われた言葉

アジアの人々と話し「どうして日本人は昔のことを誇りに思わないのですか、先祖が信念に基づき一生懸命戦ったにもかかわらず、まるで自分たちが悪かったように頭を下げるのはおかしい。もちろん戦争は良くないしよくないこともたくさんあったが、日本がアジアに示してくれた道筋を私達は尊敬しているのです」
「今の日本人は、かつての強く潔く私たちの尊敬した日本人では無い」
とまで言われた。

東南アジア諸国においては、大部分の人たちに経済力があるだけでなく、アジアの道標となった日本、尊敬すべき日本人として捉えられているのである。

日本のご先祖様たちが積み重ねてくれたこのアジア諸国からの信頼に、私たちはどう答えるべきか真剣に取り組まなければならない。


▼日本人が思い起こすべき尊厳

幕末に「尊王攘夷」と言う言葉がある。これは決して文字のごとく天皇を尊び、夷狄を打つということだけではなく、遠い過去から脈々と大切にしてきた私たち日本人の尊い尊厳を思い出し、そして民族自決主義に基づいたアジアの1メンバーとしての役割を真剣に考え、お互いにとって良い世の中を作るためにお互いのことを知り、学び何ができるか、小さな事でも積み重ねていくべきではないだろうか。また、「勤王」と言う言葉は自分の身に脈々と受け継がれている血と信念を大切にし、未来永劫その精神を忘れず誇りを持って生きていこうと言う姿勢であり、右や左と言った単純なグループ分けでは無い。





▼まず、自身を、そして家族を幸せにすべき

ではその日本人、大和民族としての誇りを腕に抱きながら何をすべきか。
それは「幸せになる」ことである。

自分が幸せでないと家族を幸せにできないし、その最も小さな社会である家族を幸せに出来なければ、会社など所属団体を通しての社会貢献などできるはずもない。

社会とは何か。自身の家族である。
社会とは何か。日本国である。
社会とは何か。アジアである。
社会とは何か。世界である。

「世界に1つだけの花」という歌があるが、まさに一人一人は違う花をつけるのだからどれも素晴らしく、その人にしかできない役割を一生懸命果たすべきなのである。

花屋の店先に並んだ
いろんな花をみていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争う事もしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

そうして、美しい花畑がひとつひとつとできればいい。




今、苦しくて苦しくて悩みが底なしのように感じられている人もいるだろう。
毎日の仕事や人間関係に、人生の意味を見失ってる人もいるだろう。
はたまた、本当にお金がなくて自分の心がすさみきっていると気づいている人もいるだろう。

そんな苦しみの中にある人こそ、貧しいアジアに目を向けられれば、私たち日本人が忘れかけていた日本人としての尊厳を思い出させてくれ、自身がまず幸せになろうと勇気を奮い起こさせることができるのではないだろうか。

尊厳ある日本の四季は、アジアにも受け継がれている。
(高橋学)

2013年11月15日金曜日

日本食材をアジアに輸出するため押さえたい5つのポイント

日本の食材、牛肉やお酒、果物などを輸出仕様とする動きが日本中に広がっています。
基礎知識として、下記アジア消費者・企業に対する注意点をシェアします。

「アジアの人を舌から幸せにし、日本の生産者・関係者の生活を支えるために」



1)中国大陸か、台湾・香港か、東南アジア市場向けか?
 〜市場により千差万別と認識すべし。
・ぶどうや桃など、果物を中心に国によって人気・不人気が異なります。
・牛肉はどの国でも、日本の質が最上級。人気です。
・日本酒も人気、ただしマレーシアやインドネシアなどムスリム国を中心に輸入関税に注意。
・あまりに広いので、商品によりどこの誰が一番喜んでくれそうか調査が必要。

2)中間層か富裕層か?
 〜豊かになるアジア、中間層以上で消費者像を検討。
・平均年収50万程度と最も少ないインドネシア人でも、月賦で5万円以上するスマートフォンやパソコン、30万円バイクを買う。
・貧富の差は激しい。
・不動産収入などもあり、可処分所得は思った以上に多い。

3)ムスリム合法、ハラルをどうするか?
 〜イスラム対象の場合は、全く別戦略が必要。
・ハラルはマレーシアが厳しく、インドネシアは融通がきく。
・しかし、必ずノンハラルと表記する。
・ムスリム市場を攻めるには、別立ての戦略が必要。



4)発信媒体を何にするか?
 〜Facebookは必須、40代以上へのリーチは伝統媒体も併用
・対象により異なるが、40代以下はFacebook、40代以上は地元新聞、訪日観光客には小さい持ち運びしやすいパンフレットがもっともリーチする。
・中国大陸は30代まではWeibo、全体的に百度が最も費用対効果が高く、現地モールなどでのイベント。



5)表現・言語はどうするか
 〜写真中心、まずは英語から
・最も良い方法は、写真で全てが伝わるようにする。
・基本は写真で引かせて、詳細を読ませる。
・理想は各国言語。タイ語、マレーシア英語、シンガポール英語、インドネシア語、台湾繁体語、香港繁体字(広東語)、中国普通語など。
・多言語化が難しい場合はまず英語版で対応。


まとめ)
日本食材のアジア進出は、中間層以上に対し、質の良い食材をFacebook中心から英語で始めることが基本です。
ただし、ムスリムは別立てで。

今アジアは日本食ブームです。
日本食からも産業振興を進めていきましょう!
(アジアクリック/高橋学)

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2013年11月13日水曜日

日本食ブームが続くジャカルタ。寿司・ラーメンの次に来るのは?!



アジアクリック・インドネシア特派員の長野です。
日本式回転すし屋の「すしくう」@Street gallery pondok indahです! 
なんちゃってすし屋が多い中、こちらは本物!
一皿18,000~200,000ルピア(150〜1,700円程)、
一人単価 3,000円ぐらいですね。

ジャカルタは日本食ブーム続いてます。
今受けている日本食は寿司、ラーメン、そろそろカレーが来そうです。先日ゴーゴーカレーもジャカルタにOPENしました。

(参考)ゴーゴーカレーがジャカルタ初進出!  インドネシアを選んだ理由は?
http://asiasns.blogspot.jp/2013/10/blog-post_7387.html

お酒や豚肉は、インドネシア人イスラム教徒に基本NGなので、鶏肉に対応し直すなどすれば、日本飲食店にも大きなチャンスがありそうです。
(アジアクリック・ジャカルタ特派員/長野)


さあ、東南アジアビジネスをはじめよう!成功のカギはソーシャルメディアの使い方にあり
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2013年11月9日土曜日

中国ビジネスが難しい5つの理由 〜中国進出・失敗のノウハウを、東南アジア市場で活かそう

「30年も経ったにもかかわらず中国で成功していない日系企業が多いその理由こそが、日本企業に残されたアジア進出ノウハウなのです」
と前回のブログでお話ししました。



あまりに難しい中国マーケット。
その理由は人・もの・カネ・情報全てに置いて

1)ヒト 〜人治主義である
中国は人口15億人のため単純に競争が非常に激しい。しかも発展途上国のため我先にと既得権益でビジネスをするための構造的問題があります。
小学校でさえ教師に賄賂を送らなければ教室でも相手にされないと言う現実を中国の子どもたちは目の当たりにして育ちます。その子供たちが大人になったらどうなるでしょうか。学校に入るにもお金、就職するにも勝ち残るにも賄賂、中国人にこの現状聞くと返ってくる答えが「自分にお金がないと自分を幸せにできない、家族を幸せにできない、一族を幸せにできない、友人たちとの関係を幸せにできない、社会貢献できないのは当たり前ではないか」。
中国の中央政府は先進国入りするためこの風潮を断ち切ろうと頑張ってはいますが、共産主義である以上5自分の財産を取られるか分からない中間富裕層以上の人たちは我先にと海外資産と子供を移そうとしており、政府関係者の約7割は海外での意見がもう既に記しています。そのため最近は中国政府は子息の一命を中国国内に戻すよう通達を出しました。

2)もの 〜競争があまりに難しい
 価格競争納品競争そして給料の労使攻防に至るまであまりにライバルが多く競争が激しい。その結果商品を常に価格競争にさらされ、品質向上にまで手が回らなく、またベテランほど良いライバルに引き抜かれるため、技術が蓄積されないという悪循環にあります。また会の環境として注目は世界市場です。日本市場欧米や中国企業、韓国企業と価格流通PR商品の質ブランド全てにおいて白日のもとに激しい競争にさらされながら戦い続ける事は容易なことではありません。 PRし続けその広告費は最終的に連れて消費者の購入価格に反映されていきます。

3)金 〜モラルを守るのが難しい
以上のように、競争が激しくかつ既得権益を我先にと得ようとする構造的問題が中国社会です。要は他人のことなど気にしていては自分、または家族が食いっぱぐれてしまうのです。日本でも戦後間もないときはそのような状態だったでしょう。
壁など大都市に変えた方はご存知だと思いますが、電車の切符を買うにもちゃんと並んでいては電車に予定通り乗ることなどできません。中国社会の整理が徐々に中国人の社会的モラルをあげてくれることに期待しましょう。

4)情報 〜政府の言論統制・検閲
中国ではGoogleやYouTube、Facebook 、Twitterなど私たちが日頃利用している情報伝達のためのwebツールが使えないことをご存知でしょうか。私たちは日頃これらを使って欧米やアジアの情報を獲得、ビジネスに活用しています。しかし中国では中国政府に都合の悪い情報はすべて監視削除されています。最近ではウイグル人たちが天安門に車を突っ込んだ事件をNHKが中国で講演した際、急に画面が真っ黒になったと言う事は記憶に新しいです。またインターネット上でもYahoo!ニュースなど日本のニュースとの遮断もされます。とても驚くべき事なのですが天安門事件について中国大陸で中国人たちにはなる姿を聞くと知らないと答える人が多いのです。本当に知っている知らないかはともかくとしても、中国政府にとって都合の悪い類情報が拡散するの防ぐ効果はあるようです。中国の人民も中国政府に対して非常に不満を思っています。中国5000年の歴史を持つ中華(世界の中心)というプライド持ってるにもかかわらず、自分たちは世界を知るにつれ遅れていることを目の当たりにしているからです。しかもそれが政府の上層部(政府の最上部では無い)の腐敗や権力を笠に着せた事件のもみ消しなどは口コミで人民たちに伝わっています。一般の住民たちが激しい競争の中で食べるもの着る物にも困っている中、隣には権力を使って蓄財に励み、財産力を自慢する人民(つまり成金なのですが)に自身のプライドを傷つけているのです。

5)反日
日本は中国国内の不満をそらさせる、最大かつ最後のカードです。
日本からの投資を呼び入れ、技術と外貨を獲得し、必要な時は日本に不満の目を向けさせます。反日教育、愛国教育は物心ついてから始まります。テレビをつければ反日ドラマが常に流れています、しかもこれがとっても面白いです。またすでに多くのニュースでご存知の通り、中国では民衆のデモが許されていません。つまり、官製デモ、各都市政府の戦略の一部なのです。いくら北京や上海などの商圏が大きくても別に反日と言うリスクが常に横たわっているのです。このように民衆と政治の両方に反日本の問題が存在します。

ただ人民は基本的に善良です。情報統制された中で反日教育を受けそして発展途上国として日々貧富の格差が広がり不満が蓄積されている状況を理解するようにしましょう。

しかしながら、中国ビジネスはこれら5つの理由からあまりに難しいと言わざるを得ません。ではどうするか?
幸いにもここ何十年かで成功はしなくても中国ビジネスを通じて失敗しないノウハウが日本ビジネス界に蓄積できました。それらを親日の東南アジア諸国で活用するのです。(つづく)


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2013年11月5日火曜日

国内と中国、アジア各市場を比較してみよう

・国内と中国、アジア各市場を比較してみよう
海外市場を検討する時の理由は、以下の3つになるでしょう。
1、日本市場が飽和してきた。
2、海外市場のシェアを獲得したい。
3、海外市場の方が効率良く利益を出せる。

検討する市場は日本に近く・人件費が安く・人口が多く・そしてリスクが少ない。また社長や社員が好きになれる国・国民性ということも大切でしょう。

現在、大企業のほとんどが中国市場に進出済み、検討を終えています。
その多くは東北部の大連や瀋陽、また北京、上海吹いた大都市に集中しています。

しかしその中で成功した、と言える日本企業はこの30年間にいくつあるでしょうか?
北京や上海の日本人会に行けば日本企業の社員と生々しい話をすることができます。また中国で会社を経営している社長たちにも会えます。彼らの多くは長く中国に住んでいながらも奥様が中国人と言った多少有利な条件の中で生き残れているだけであって大きな利益を出し続ける(これはどこにいても難しい話ですが)と言う日系企業がないと言えるほど少ないのはなぜなのでしょう。

中国に進出している(した)企業は約6,000社。そしてタイ1,800社、マレーシアに830社、シンガポールに1,100社、インドネシアに860社、ベトナムに600社。
圧倒的な進出者数の差があります。



30年も経ったにもかかわらず中国で成功していない日系企業が多いその理由こそが、日本企業に残されたアジア進出ノウハウなのです。(つづく)
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2013年11月3日日曜日

ジャカルタの労使デモの現状

【先週はジャカルタ郊外の工業団地でデモ続きでした。今日から稼動停止している工場も。来年も50%賃金UPとなってしまうのか。
ジャカルタ市内は特に問題ないのですが、デモ隊がジャカルタ市内に入ってくる可能性もありますので、渡航予定がある方はご注意を】



ジャカルタ特派員の長野です。
最低賃金値上げ、組合ががんがん煽動しています。このままのペースだと毎年50%近くあがってしまい、製造業はかなり苦しくなってくるかと。暴れたりとかいう危ないデモではないのですが、仕事をしている人を攻撃してデモに参加させて、みんなを巻き込んでいます。
日系企業で新規投資を考えている会社もここにきてスローダウン。
かなり減ってきています。

仕事を失うことになるかもしれないのに、デモを続ける人たち。。。なんだか悲しくなってきます。
どの国でも、進出のメリットとリスクが有ります。
皆さんには現地事情をよくよく調べて欲しいです。
(アジアクリック・インドネシア特派員/長野)



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タイ人が教える、タイ語パンフレット制作のポイント



バンコク・タイ人特派員のタムです。
日本へのタイ人観光客が昨年比3倍増、26万人とても増えていますね。
バンコクから日本まで、28,000〜38,000円と安く行けるのも魅力で、今バンコクでは日本旅行ブームに日がつき始めました。

Wifiがつながらずスマートフォンが使えない日本で、大切になっていくのが訪日観光パンフレット。
日本に旅行した友人や親戚からもらうことも多いです。

パンフレットに大切なのは、誤訳がないまたは少ないこと、写真が綺麗なことですね。また、持ち運びやすい大きさも必要です。その他には

1)写真を多めに。タイ人は文字を読むのが億劫です。
2)タイ人が好きなモノを中心に構成。
3)観光名所をタイ人目線で写真中心で構成する
 今、東京で人気なのは買い物。ドラッグストアで化粧品、ユニクロ、銀蔵など中古ブランドショップ、ドンキでセラミックナイフ、フェイスパック、抹茶系など。
また食事ではモーモーパラダイスすきやきで生卵など、タイ人が興味を持っているものを先取りしましょう。



 
4)空港や旅行会社のカウンターに置きやすく、持ち運びしやすい大きさ
5)クーポンや見せるだけで割引になるお得感および効果測定の仕組みをつくりましょう。クーポン最高です!

(バンコク特派員/タム)


当社アジアクリックは、タイ人スタッフによるタイ人観光客目線でのパンフレットや看板、そしてタイ語ホームページ作成によって、訪日タイ人観光客の増加を支援します。

---お値段の目安---
6ページ カラー 制作10万円〜
※印刷代別、詳しくはお問合せください。
電話 0362055619  メール info@asiaclick.jp


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タイ人観光客向け、タイ語看板制作のポイント



バンコク・タイ人特派員のタムです。
日本へのタイ人観光客が昨年比3倍増、26万人とと非常に増えています。
タイ人観光客にとって最も楽しみにしているのが買い物、食事、きれいなところで写真を撮って友人や親戚に自慢すること。
都内でもビックロや、歌舞伎町の中古ブランドショップ、池袋のカバン店などにタイ人観光客が集まっています。

マナーもよく消費意欲が高いタイ人観光客を取り込みたい飲食店やお土産物屋さんやモールに至るまで、現地語での看板を作成・設置することは即売り上げに直結するといえます。
バンコクから日本まで、安いツアーで28,000円と格安で、しかも今体位が最も好きな国日本で、日本が最も好きな子には大です。タイ人と日本人は両想いの状態にあります。

多くのタイ人観光客は英語が分かりますが、もし外国で母国語の看板があったらどうでしょうか?もしあなたたちも看板を見た時に日本語表示があれば「この店は日本語がわかる店員がいるんだ、日本人を歓迎しているんだ」と思い中を覗いてみようと思うのではないでしょうか?

看板作りに大切なのは、

1)写真中心に構成する。
  〜タイ人は、綺麗な写真が何よりも好きです。
2)免税を強調する。
  〜具体的な金額メリットも出しましょう。
3)顧客層と同じタイ人にネイティブチェックを行う。
  〜タイ人といっても、若い女の子や主婦がブランド品を買うのでは訴求ポイントが異なります。

この3点です。

日本語の看板を作るときにも同じことが言えると思いますが、この3点を押さえてしっかりと看板作りをしているお店は少ないのではないでしょうか。しかしこの3点抑えることで直接0度につながる確率が来るとあるのは明らかです。
(バンコク特派員タム)

最後の看板が少ない今だからこそ、率先して作る価値があるのではないでしょうか?

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2013年11月1日金曜日

マレーシア人観光客で盛り上がる大阪



マレーシア特派員のホゼです。
連休を利用して、大阪観光に行ってきました。驚いたのが、マレーシア人始め東南アジアからの観光客の多いこと!大阪城やご朱印をいただいた豊国神社など、大阪の色んな観光地でマレーシア英語やインドネシア語がたくさん聞こえてきました。

大阪では寝る露天風呂のある温泉と、そこで食べた小さなシュークリームで日本らしさを満喫!   串揚げも2回も食べてしまいました。

大阪人も話しかけてくれるし優しい! 
英語の看板も助かりますが、大阪人気質がもっとも素晴らしいアクセシビリティです。
東京以上に、東南アジアからの観光客が来ている理由は、日本のお城、温泉、城下町の人情と日本食の豊富さですね!
(マレーシア特派員 ホゼ)


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